THE FOURTH PARTY

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ペペロンチーノ街道の旅は、甘く切ないものである

2010-08-31 05:28:03 | これはグルメなのか

しいたけのペペロンチーノ。

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これは旨い。キノコ系はペペロンチーノにとても合うようだ。
しかしレベルはあくまで想定の範囲内。
例えて言えば、美人な女性とエッチをし、普通に満足したのだが、数日後に街でバッタリ会った時、名前が思い出せなかったような感じである。
 

 
カイワレのペペロンチーノ
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俺は昔からカイワレが好きである。

ネーミングが何となく「ワレメちゃん」を想像させるところもいい。
今は亡きオフクロはメシを作るのが非常に手抜きで、酷い時はカイワレを2パック程度皿に盛り、その上に削り節と醤油をかけただけの物が俺のメインディッシュとしてテーブルに置かれる事もあった。
ちなみにウチの奥さんにもその傾向がある。
カイワレは熱を加えすぎるとイマイチだろう、という事で、最後にサッと混ぜる程度にしてみた。これは非常に旨い。それほど味があるわけではないが、食感はかなり強く存在感を主張する。
例えて言えば、締まりの良い女性とエッチをするようなものである。これでもう少し積極的に動いてくれれば、申し分ない。
 

 
ベーコンのペペロンチーノ
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何度も作っているペペロンチーノである。
今回は冷蔵庫の中で忘れられ、賞味期限が近づいてきたために作った物である。
例えて言えば、どんなに魅力的な女性であっても、付き合いが長くなると、一緒に暮らしていてもその存在を忘れて他の女性に心移りしてしまうような物である。
 
実は最近、調理手順に若干の変更を加えた。
それは、一番最初にニンニクを軽く温めたオリーブオイルの中に投入し、しばらく放置する事である。

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これを行うことによって、かなりニンニクの風味を引き出す事が可能。
いつもと同じベーコンのペペロンチーノも、一味違ったものに仕上がるのである。
例えて言えば、マンネリ化して前戯を省略しがちな相手には、1時間以上掛けてじっくりと前戯してやると、一味違ったエッチになるようなものである。
 

 
ナスのペペロンチーノ
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先日のキュウリのペペロンチーノの「今夜はこれで苛めてやるぜ、ムフフー」に引続き、ナスをちらつかせて「今夜はこれで苛めてやるぜ、ムフフーその2」である。
水分が出すぎてしまうのを懸念して、刻んだナスをパスタと一緒に軽く茹でた。
味としては申し分ないのだが、ナスに味を染み込ませて、ペペロンチーノの味覚と一体化させるためにはかなりの工夫が必要になると思われる。
例えて言えば、キュウリと比べて太いのに、イボイボがないからつまらない」と切り捨てられてしまったようなものである。

 
あさりのペペロンチーノ
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手抜きだが、むき身の冷凍品を使用。
しかしこれは旨い。やはり出汁が出るものはハイレベルなペペロンチーノになるようである。
そもそもあさりそのものが、パスタに向いているとも言える。
例えて言えば、騎乗位では男性に不満が残り、バックでは何となく愛が感じられない感覚が残る。結局最も納得のいくのは正常位であるという事である。
 

 
えびのペペロンチーノ
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手抜きだが、むき身の冷凍品を使用。
しかしこれは旨い。やはり出汁が出るものはハイレベルなペペロンチーノになるようである。
だが、あさりに比べれば微妙にパスタには向いていない気がする。
例えて言えば、騎乗位では男性に不満が残り、バックでは何となく愛が感じられない感覚が残る。結局最も納得のいくのは正常位であるところ、松葉崩し状態で逝ってしまったようなものである。
 

 
イカのペペロンチーノ
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手抜きだが、冷凍品を使用。
しかしこれは旨い。やはり出汁が出るものはハイレベルなペペロンチーノになるようである。
イカそのものはパスタに非常に合う。
だが、加熱しすぎたせいか、イカがかなり縮んでしまった。
例えて言えば、最初はかなり張り切っていたのに、張り切りすぎて前戯が長くなりすぎて、自分が萎えてしまったようなものである。
 
ペペロンチーノ街道の旅は、こういった困難を乗り越えていかなければならないのだ。

コメント
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