THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

男旅2013夏・4日目

2013-08-22 04:08:49 | 旅・冒険・温泉
さっさと片付けを済ませて、まずは燕温泉へと向かう。

ここも山を登っていった先にあり、冬季はスキー場が営業されているような場所。また、登山口にもなっている温泉街である。
めざすはその温泉街ではなくて、もう少し徒歩で入ったところにある2つの公共の露天風呂。どちらも無料。
すぐ近くの黄金の湯。
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もう少し奥に位置する、河原の露天風呂。
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本当は途中につり橋を渡るところがあるのだが、吊り橋が分解メンテナンス中で、仮設歩道が設置されていた。
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当初は4泊5日くらいのつもりで出発したので、本来ならばそろそろ自宅方向に戻り始めるべきだが、しばらく悩んだ後、日程をもう一日延ばして、更に奥地に向かう事にした。

目当ては秋山郷の切明温泉(きりあけおんせん)である。
ここはとてもアクセスが悪く、志賀高原側から長いダートを抜けて北上する以外は、国道117号から1時間ほど掛けて山道を南下するしかない。
過去に何度か訪れようとしたのだが、そのアクセス性の悪さから結局一度も足を踏み入れた事が無い。
ここは、河原に温泉が湧いており、川遊びしながら温泉に浸かる事ができる。もちろん無料。
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奥地だけにもっと人がいないのではと思ったら、河原には割と多くの家族連れが遊んでいた。
温泉とはいえ、丸っきりの河原で人も多いので、水着は必須だ。(こんな事もあろうかと、予め用意してあった)
温泉が湧いているポイントはかなり湯温が高い。しかし人が多い事もあって、なかなか適温の場所を見つけることができない。
時期的なものもあるかもしれないが、温泉=入浴を期待してくると厳しいと思う。川遊びのオプション程度に考えた方が良さそうだ。
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もちろん河原の露天風呂だけではなく、温泉宿もあるので、風呂として入るならばそちらを選ぶべし。
正吉君はここが一番楽しかったようだ。

この地域の民芸品のひとつ、「ねこつぐら」。
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和風ベビーケージ的なものに「つぐら」という民芸品があり、そのネコバージョンが「ねこつぐら」。
以前たまたま知って以来、この地方に来たら購入しようと思っていたのだが、写真の物で¥14000と、少し高価なので諦めた。

朝一番に訪れた燕温泉から切明温泉までは、直線距離にして40km強といったところだが、S字状に超大回りする必要がある。
JNCCなども開催されている斑尾山の南側を反時計回りに迂回した後、奥志賀~木島平~野沢温泉という広いエリアを時計回りに迂回して、真北側から南下しなければならない。朝9時に燕温泉に入っていたにもかかわらず、切明温泉にドボンと入ったのは1時過ぎ。
良く言えば秘境、悪く言えば僻地。食材の買出しもしておらず、辺りには店も無い。
今後の行程を考えるとある程度南下しておく必要もあるが、この日は野沢温泉くらいまで戻るのがやっとだろう。

どうにか産直市場で地場の野菜を購入、加えて、コンビニで足りない分を購入。野宿旅では、あんまりコンビニは使いたくないんだがなあ。
近くにキャンプ場がなく、覚悟を決めて野沢温泉スキー場の頂上付近にある「スタカ湖キャンプ場」を目指すことにする。

こんな野宿旅をしていると、毎日15時を過ぎる頃に、寝る場所を見つけなければならないのと、食材を用意しなければならないのとで、独特の焦燥感に駆られる。
バイクでのキャンプツーリングではいつも感じていた事。
当時は、時間的な余裕がなくなると、結局は衣食住しか考えなくなる・・・いや、考えられなくなるのだなあ、と身にしみて感じた。
この焦燥感はあまり気分の良い物ではないのだが、この日と次の日、たっぷりと味わう事になってしまった。

スタカ湖キャンプ場は、切明温泉から3時間近く掛かったにも関わらず、直線距離でなんと16kmほど(笑)。
景色も良かったし、なかなかいいところだった。
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晩ご飯は地元産の丸ナスととうもろこしなど。
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コメント
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