THE FOURTH PARTY

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「表現の自由」について論ずるのは間違っている

2019-09-03 13:51:16 | チョイ毒エッセイのようなもの
毎回開催を楽しみにしている、「あいちトリエンナーレ」。

今回の開催では、「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれたことが話題になってしまった。
この騒動には大変な違和感を感じる。何故にトンチンカンな意見ばかり飛び交っているのだろう?

識者が表現の自由について説いているケースが多く見受けられるが、そこは問題じゃないでしょ。

では、何が問題なのか? それは、「日韓で、慰安婦問題に関する意見が食い違っている」ということ。表現の自由かどうかを論ずる以前の話で、要するに日韓の外交の問題なのである。

この像はキムウンソンとキムソギョン夫妻の彫刻家が様々な意味を込めて制作したもので、その後、政治利用されたという経緯を持っている。世界中の100体を超える像は、他の制作者のものも含まれる。
政治利用されたとはいえ、そもそも韓国側の主張に基づいて制作されており、展示を認めるという事は、韓国側の主張を認める事となる。
「これを芸術作品として鑑賞せよ」というのは、我々日本人にとっては、正に裸の王様そのものじゃないか。
「展示賛成」なんて、なんちゅうオメデタイ頭をしとるんだ。

そもそもこの像は「表現の不自由」を被ったのか。
いやそれどころか、表現の自由を度を超えてやりすぎた象徴じゃないか。
また、政治利用されて本来の意図が歪曲されているとするならば、“俺が作者であるならば”、作品を封印するんだけどなぁ。

俺自身が慰安婦問題について自分の足で調べるというのは非現実的な話であり、新聞やネットを中心に知識を得ているため、問題そのものについてここで論ずることはできない。
これは俺だけに限らない。
当時を知る人も随分少なくなり、本当の真実を知るのは極めて難しい。そして今後、もっと埋もれていってしまうだろう。

しかし、韓国は色々な理由をつけて、日韓基本条約や慰安婦合意をブッチ切っているのだけは確かだ。
最近の徴用工問題、ホワイト国除外、GSOMIA破棄など、まるで「ヤフオクの悪い評価返し」のような品のない外交を改めてほしいものだ。

個人的には韓国の人に大変世話になった事もあるし、食や文化など気に入っているものも多い。好きな国の一つなんだけどな。向こうから嫌われてるんじゃ仕方がない。
この泥仕合はどこまで続くのだろう。

問題を次世代に持ち越さない事。
これが一番大事な事だと思うのだが、如何なものだろう。
コメント
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