ときどき松本清張が読みたくなる。正直言って、
がっつりは、読んだことがない。
最近、テレビで、松本清張の作品をドラマ化したもの
を見た。「ガラス...」とかの題名だったが、結構、
面白かったので、読んでみたくなった。
この短編集には、初期作品8作品からなる。
一作品、「張り込み」は、読んだことがあると思った。
その他の作品は、若干、トリックというか、ネタにこって
いる感じがした。
その辺が、文体などは、総合的には好きなのだが、がっつり
はまらない理由かも知れない。
「顔」とか「声」とか、なかなか面白い作品だった。
ときどき、電話が一家に一台なくて、近くのお店に借りたり、
古さを感じるが、それ以外は、ちっとも古さを感じないのが
さすがだと思った。
電話も一家に一台を通り過ぎて、ひとり一台の携帯電話に
なっているなど時代の流れを感じた。
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