めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

産後のケアとやさしい玄米食

2017-02-06 | 産・婦人科ゴト
去年の秋に収穫されたお米から予約登録して購入している玄米

ひと月に3キロなら大丈夫かな〜? と思っていましたが、ややあまり気味になってしまっています。

味も炊く手間も全く問題ないんだけど、肝心の受け入れる体の許容量が追いつかない。

やっぱり消化しにくいから玄米食が続くと胃が疲れてしまいます。いやーっ 食後の眠気がすごいのなんのって!

大黒柱サンは白米にちょっと雑穀を混ぜただけで「日本のお米はおいしいのに雑穀を入れるだなんてモッタイナイ!」なんて言う人ですし、私とは異なる消化機能の弱さがあるので滅多に食べさせません。

知人で産後に乳腺炎予防の為に和食や粗食を意識して食事を作っている人がいて、玄米を頑張って食べていましたが、ずいぶんと消化機能が疲れている様子があちこちに出ていました。

体に良いと言われる玄米なのに。

薬膳の考え方でも丸ごと食べるのは良い事ですけど、でも体に負担になるのは本末転倒。

だからどうしても玄米が食べたいなら、ほんとうにほんとうによく噛むとか、他のメニューを消化しやすいものにするとか、お粥にするとか、何かしらの工夫が必要だと思います。

(玄米を食べてすこぶる快調!! と言う人もモチロンいます。その人はきっと消化機能が強いんでしょうね。)



もっと他によい方法は無いかな?

と考えていたある日の事。その日は玄米を炊こうと思っていたのに前夜から水に浸すのを忘れていて…

朝から「どうしたものか?」と考えていて閃きました。


「炒ってみたらどうだろう?」


以前料理教室で黒豆をコンロで炒って白米と炊き込んだ事があったので、玄米も炒れば時間短縮できるのでは?と思ったのです。

結果は、「効果をはっきり感じられない。」と言う後味の悪いものになりましたが、その後ネットで検索すると、炒り玄米について知る事ができました。

私は生薬の加工法の一つとして炒ってみましたが、もっともっとしっかり炒れば爆ぜて玄米茶に入っている様なものができるんですって!

面白そう〜♪


玄米ごはんはそっちのけに早速炒り玄米を作ってみました。







ポップライス ですね☆



ポリポリ… ガリガリ?

香ばしくってそのまま食べれます。

大黒柱サンもつまんで「美味しい!」と言ってました。

ほほう、これはいいかもしれない!



生薬の中には同じ生薬でも炒ったものと使い分ける時があります。

炒った方が毒性が軽減されたり、性質が穏やかになったり、補う効果が際立ったり。

だから玄米も炒ると優しくなるんじゃないかなー

と期待。



噛み応えもあるし、ちょっと小腹が空いた時のおやつにもいいかもしれません。


産後や術後は本人が思った以上に体が疲れていて体力も落ちています。

産前や術前と同じ気持ちでは体が追いつかない。本人はもどかしいく感じて余計に体の悲鳴に気付かないかもしれないけど…

だから、食事に気を遣いつつ簡単なストレッチ、体操、運動、、、と徐々に強度を増していって体力回復をしていきましょう。

体を動かすと気の巡りが良くなり、血の巡りも良くなり、ストレス発散にもなるし老廃物も出て行きやすくなるし、いい事沢山ですよ!!!

そうそう、「滞り、詰まり」が原因の乳腺炎の予防にも役立ちますからね〜☆














コメント
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