冬は身体がメンテナンスを行うのに良い季節です。
夜の時間も長いのに合わせて、睡眠時間を多めにとり、ゆっくり体を休めてメンテナンスをする季節。
成長や老化に関わり底力的な役割をする腎の季節でもあります。
その腎を補うのが黒色食材。
バランスを崩すほど食べ過ぎるのは害になるので、適度に取り入れたい食材です。
日本にはお正月に黒豆を食べる食文化があるので、養生を知らなくても養生ができている事になりますね。
我が家の黒豆の煮豆は、これまでに甘みを少しだけ付けるのに、お砂糖を極力控えたり、蜂蜜にしたりと工夫してきました。
しかも、煮汁は最小限だけ残して、後はスープに入れたり、私が朝食べる冷やご飯で作るお粥に入れたりして。
煮汁なんて煎じ薬みたいなものですから、貴重なエキスとして余す事なく使いたいです。
だから味付けは糖分だけでなく塩分も最小限でしたが、今年は糖分は無しで塩分だけを加えてみました。
豆そのもが持つ甘みだけ。
塩分は塩麹で。
そして、お出汁は昆布。
お砂糖たっぷりで甘く仕上げたい人も、塩をひとつまみだけでも足すと、黒豆を腎まで連れて行ってくれます。
塩は腎への運び屋さんです。
だから塩の摂り過ぎも、腎に負荷がかかるわけで。
普段よりも塩分の摂取が多くなりがちなお料理を食べる時は、他の部分で控えれるようにしたいですね。
濃い味に慣れるのは簡単らしいので、気をつけましょう。