めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

ソコヂカラ

2023-01-02 | 健康・養生

冬は身体がメンテナンスを行うのに良い季節です。

夜の時間も長いのに合わせて、睡眠時間を多めにとり、ゆっくり体を休めてメンテナンスをする季節。

成長や老化に関わり底力的な役割をする腎の季節でもあります。

 

その腎を補うのが黒色食材。

バランスを崩すほど食べ過ぎるのは害になるので、適度に取り入れたい食材です。

日本にはお正月に黒豆を食べる食文化があるので、養生を知らなくても養生ができている事になりますね。

我が家の黒豆の煮豆は、これまでに甘みを少しだけ付けるのに、お砂糖を極力控えたり、蜂蜜にしたりと工夫してきました。

しかも、煮汁は最小限だけ残して、後はスープに入れたり、私が朝食べる冷やご飯で作るお粥に入れたりして。

煮汁なんて煎じ薬みたいなものですから、貴重なエキスとして余す事なく使いたいです。

だから味付けは糖分だけでなく塩分も最小限でしたが、今年は糖分は無しで塩分だけを加えてみました。

豆そのもが持つ甘みだけ。

塩分は塩麹で。

そして、お出汁は昆布。

 

お砂糖たっぷりで甘く仕上げたい人も、塩をひとつまみだけでも足すと、黒豆を腎まで連れて行ってくれます。

塩は腎への運び屋さんです。

 

だから塩の摂り過ぎも、腎に負荷がかかるわけで。

 

普段よりも塩分の摂取が多くなりがちなお料理を食べる時は、他の部分で控えれるようにしたいですね。

濃い味に慣れるのは簡単らしいので、気をつけましょう。

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