過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

ローマっ子に人気の店に7:楽しむことが大事

2016-10-04 19:16:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★

メインをいただきながら…間にパスタをシェアして、いれてても良かったねぇ…と話していた私達。(笑)
そう言いながらも、メインを終える頃には、その野望は消えて、ポンポコリンのお腹でした(笑)。
もう一皿って思った気持ちだけは健在でしたので、ドルチェ、いきました(笑)。



■Semifreddo di cantucci del forno Colapicchioni e Vin Santo
■Frozen Custard with inside almond cookies and Sweet wine
■英訳で:アーモンド・クッキーと甘いワインを詰めたフローズン・カスタード
■イタリア語訳から:コラピッキオーニ(ローマの伝統あるパティスリー)製のカントゥチーニ(アーモンドたっぷりの堅いビスコッティ)と、Vin Santo(トスカーナのデザートワイン)のセミフレード

セミフレードは半解凍のジェラードやフルーツ・カスタード・ケーキとして、日本で人気になったことがありましたね(ニッコリ)。
ステイツのフローズン・カスタードは、卵が勝った濃厚なアイスクリームであることもあるので、念のため、尋ねてから注文しました。

うんうん、可愛い。パンテオンの円柱のようなセミフレードは、チョコや飾り砂糖、ナッツに飾られて、大人デザートになっていました。
濃厚なカスタードは、かしっと凍った風情があって。真上から、フォークをいれると、ザクッと手応え。
Vin Santoでシットリさせたカントゥチーニには、アーモンドとチョコのフレーバーもあって。うまうま。
赤ワインの最後を楽しむ時に、嬉しいドルチェでした。

同席者はダブル・エスプレッソを頼んで食を終えました。


このお店は楽しかった!
伝統食に、新しい視点や技を加えて、輝く魅力を与えているように感じました。母国の料理に、新しい切り口を見せるような。誠実に自分の顔を見せるような料理、スタッフの姿でした。
何年かしてローマにいったら、今日の話をしたくなる店でした(ニッコリ)。

お会計もこれだけの質に対して、他の店と遜色無い。だからこそ、予約が必須なのでしょう。私達が居た夜、予約以外は店先で全滅のように見えました(笑)。
二時間のお心づもり、という最初のメッセージは、予約時以外に一度も聞きませんでした。キッチンで料理自体がきちんと計画されて進行しているから、お客様が遅刻してこなければ、あるいは喧嘩しなければ(笑)問題が生じないでしょう。私達はデザートを楽しみすぎて、二時間を15分ほど越しました(笑)。二時間を超してしまったね、と声をかけたら、「誰がそんなことを?グラッパを飲んだって全くきにしないっ」と、真顔で答えてから、大きな笑顔になり、お会計をお願いしました。
バルセロナでも思ったことですが、評価されるレストランには、サービス・スタッフのきれいな笑顔が絶えることは無いのです。

■Armand AL Pantheon
Salita dei Crescenzi 31, Roma, Italy。
2016年9月中旬に。



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ローマっ子に人気の店に6:特別なローマ

2016-10-04 18:08:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★




■Trippa alla Romana con mentuccia e pecorino romano
■Tripe in roman style with tomatoes and pecorino romano cheese
■ローマ式のトリッパ、トマトとペコリーノ・ロマーノ・チーズで。
イタリア語では、トマトをとばして(笑)、Menta e Mentuccia (ローマ郊外に昔から自生していたミント)と、ペコリーノ・ロマーノで作ると書かれています(笑)。

コラテッラとは違い、内臓には重さと存在感がきっちりした、そうです。されど、清涼感とチーズの風味で、食べられる、とのこと。
赤ワインはマスト、今日のは美味しいと思う……が、注文者の答でした。

恐る恐る(笑)、一匙分、もらいました。確かに内臓…様々な部位を使っている。そこに削ったチーズと、青さの勝ったミントの香りがのるから、とても複雑な味になっていて。慣れて育った人には、これこそが故郷の味になるはずです(ニッコリ)。
赤ワインは最初はいいけれど、後から上滑りする…もっと洗う力が強くて、余韻が無いほうが更にあうと、感じました。

日本で食すトリッパとは、まったく違う重さと複雑さがありました。イタリア各地に、家庭ごとに違う作り方をするそうです。日本のお雑煮みたいに、懐かしい気持ちになる味なんだろうと、しみじみしました。


すこし店内に空席がでてきて、二回転目のお客様の注文も一段落したようです。
勧めてくれた男性スタッフが、どうでしたか?と尋ねてくれました。鴨とトリッパにあわせてみた感想を伝えました。
「スイスでソムリエしてるのか?」 と真顔で訊ねる(笑)。かなりの確率でスイス在住か聞かれるのは何故?
そしてニコニコしながら「ローマのトリッパは特別だから」といってくれました。どうやらワイン検定には合格したようです(ニッコリ)。


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ローマっ子に人気の店に5:プルーンのすがしさ

2016-10-04 01:06:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★

赤ワインを楽しんで飲みながら、回りのお客様を拝見していました。パスタがよく出ているなっと気づきました。いい香りが様々にするので、次回は是非っと思いました。
六人のテーブルに六種類を同時に出すとは、凄いかも(笑)。キッチンに二人+オーナーなのに…。リピーターであろう、スタッフと話が弾んでいたお客様が同じパスタを二人共、しっかり盛りでもらっているのとは、対照的でした。



■Anatra alle Prugne
■Duck with prunes
■プルーンで鴨

かくして三皿のお料理がやってきました。写真は私のセコント、メインです。
テーブルに置かれる前から、甘やかなコクが載った香ばしい鴨の香りがしていました。
おお、素敵な!
鴨の赤ワイン煮に風味付けで刻んだプルーンが入って、豊かなとろみを作ってくれるものですが、これは違うっ!

鴨の表面はかしっと焼き上がり、プルーンの甘く深い香りと鴨脂でしっとり包まれています。プルーンをペイストにしてオーブンで焼いてから、強い揮発性のあるアルコールと粒のままのプルーンを焼き会わせたら、こんな食味に仕上がるように思いました。きれいな透明感のあるお酒…グラッパがあるイタリア。ブランデーでフランベするフレンチを思えば、同じ贅沢をするかもしれません。



■ズッキーニ炒め (ごく僅かなパンチェッタと唐辛子)

最初の注文の折りに、鴨には野菜料理があったほうがいいのでは?とすすめられて。カルチョーフィは時期外れだから、ズッキーニを炒めましょうか、との提案をうけていました。
見た目はシンプル(笑)。パンチェッタはごくわずかで、刻んだズッキーニです。
これが、驚きの塩気(笑)…といったら、ローマっ子のマンマは塩壺を片手に調理するって言われているのよ、と、さらっと応えられました(笑)。

確かに、ローマは塩を使う料理意識が強いです。食材保存の基本は乾燥か塩漬けだったローマ時代からの、伝統の塩使いだろうかと、思いました。
正直、東北の日本海側なんか敵わないほど(笑)に塩味でした。9月中旬のローマは滴り落ちる汗の日中でしたから、塩味は最初はありがたかったのでしたが…(笑)。
後で、この話をローマ人にしたところ、アル・パンテオンは塩がたりない時があるって言われてるよっと、言われて苦笑しました。

確かに、炒めズッキーニ以外に、そこまでの強さはわからなかったです(ニッコリ)。
食文化は様々で。それを直に味わうことが旅する醍醐味であるはずです。



かくして、鴨に接近です。このかしっとしたのを切ると、ふっくらした鴨がジュワッときました。ウマウマ。
ぶれぶれ写真になってしまうほど、熱心に食したのでした(笑)。

赤ワインとの相性はピッタリ♪ プルーンの奥にある鉄味と赤ワインが、きれいに繋り、余韻にとかしこんで連れていく。また鴨やプルーンを食べたくなり、飲みたくなる(笑)。
やられたっ(爆)と思った選択でした。

鴨とプルーン。これは自分でも作れるようになりたいお料理に出会いました。重さと健やかさが同席する一皿でした。


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