過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

Spazio 2:敬意を捧げる帽子を食す♪

2016-10-05 23:45:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★



■Tortelli di ricotta, distillato di pomodoro, capperi e cucunci (Omaggio al "REALE")
■Ricotta - filled handmade tortelli with tomato water, capers and "cucunci" (the fruits of the caper bush) (An homage to Niko Romito's "Reale" restaurant)
■トマト蒸留水、ケイパー、ククンチをあしらった、リコッタチーズを詰めた手製のトルテッリ
(Niko Romitoのレストラン Reale への敬意を捧げて)

私のプリモです。
わぁ、可愛い。帽子が並んでいるみたい。卵たっぷりの小麦粉生地を延ばして、リコッタチーズをつめたパスタが、トルテッリなのですね。
優しい味♪ 小さなお口用(笑)

ふんわり中身に、ムチュンっとした弾力が楽しいトルテッリ、のトップに、かりかりっとした食感の植物がある…ケイパーの風味はあるけど、食感が違います。
これは何でしょう??
訊ねると、これがククンチ、伝統の味と教えてくれました。



後から調べました(笑)。
Cucunci (ククンチ)は南イタリアの呼び名。
ケイパーが花が咲く前の柔らかい蕾をさすのに対し、実として育ち、細かい種をもつ、パリパリした状態をピクルスにしたものが、ククンチとのこと。このククンチの一般的な呼び名が、Cappero (カッペーロ)とのこと。
イタリア全土で好まれる、食感の楽しいピクルスは。きりっとした白ワインや苦味あるビールのつまみに、伝統的に選ばれている、とのことでした。

このレストランのプロデュースの責任をもつ、Niko Romitoへの敬意をこめて作られたという、この美しいお皿。

酸味がある、爽やかな液体に、甘やかな優しいリコッタチーズと卵たっぷりのパスタを浸す。う~ん、やるなぁ!(ニッコリ)

白ワインとあわせて、またもや、ぱくぱくモードなのでした(笑)。


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Spazio 1:きれいな驚きから始まる

2016-10-05 20:15:00 | 旅日記
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最初のワインは、今日のご注文なら、ご希望通りの白をお勧めします、との推薦(笑)で、決めました。

■SATRICO Bianco Casale del GIGLIO
ラツィオ州のワインです。
華やかな果実の香りがして、ふわりと拡がる香り、ほのかに酸味がきれいで、爽やかにひけていくワインでした。いわゆる、コクコクいっちゃうワインです(笑)。



最初のアミューズ。
ワインが注がれるや否やのタイミング(笑)。さ、ハヤクハヤク!と言われて、ぱくっ。
わぁ、きめ細かいパン粉で、美しい!

きゃーあ。はふはふのライスコロッケでした。おまけに中にはモッツァレラ!。アチアチ(大笑)。
ワインが直ぐに役にたちました(爆)。

アランチーニ arancini にびっくりしました(笑)と、青年に話すと、ニッコリ。ローマではスプリといって、モッツァレラをいれるのです。
いずれにしても、米で作るクロケットで、熱くて、びっくりが大事です、と嬉しそうに話しました。
こちらにも、白ワインは合いましたか?と話す。料理を一緒に楽しむような共感を覚えました。不思議な感覚です。



酸味のある、むっちりパンが美味しい!皮はパリッ、中はふわん、食感はむっちり、という、欧州では珍しいパンでした。
… レセプトは無料でしたからコペルトとは書きません(笑)。


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Spazio:光と風の空間

2016-10-05 18:08:00 | 旅日記
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Eataly(イータリー)の最上階のレストラン Spazio にいくのを楽しみにしていました。
若いクックが、優れた品質の食材を使って、伝統に学び、自らを鍛え、技術力だけではなく料理の本質を理解して、情熱をもって、料理を改革していく(笑)。
レストランのメニューに先だって、これらの言葉を読めば、どんなに心踊ることか!(ニッコリ)

上の言葉は、食後にお店を辞す際に、乞うて英語版のコピーをもらってきたものから書きました。オリジナルはイタリア語しか見つからなかったのです。


一昨年、ミラノの食の万博で、イタリア全土の食を紹介する食品店としてのEatalyの底力にワクワクしました。同時に、推薦された各地域の若いクックさん達の輝きある料理を、あれこれ楽しみました。
だから、きっと今度も、楽しい食に出会える!と確信して出向いたのです。
が、到着した時には、随分と遅い時間の昼になっていました(苦笑)。

平日の昼食のピーク時間を過ぎた頃、入り口付近に人影は既になく(笑)、通路に踏み込むと、そこは既にガラス越しにキッチン(笑)が見えました。
お昼、いただける?と訊ねると、二人の若手が「入ってきて、勿論だよ」、とおおきなCome-on!の仕草をします(ニッコリ)。



明るい採光のレストラン!
右手がはいってきた通路やキッチンがある部分。左手はEatalyのガラス壁面(笑)。窓越しの風景は離れていてもコンクリートの建物と道路。



右手のガラス越しにキッチンとクックが見えています。そこから二人の青年がでてきています。
最初の青年が主として注文に対応し、次の青年がサポートにつきました。

全体としては、丸屋ねの体育館、木を活かした内装は、緑やステンレスとあわせて、昼は、清潔な明るさに満ちていました。
自分達の後方には、一面がガラス張りのカーブがありました。
きれいな拡がりのある気持ちよい空間! アーキテクチャの国イタリアを意識しました。
後から、最後に渡してくれたテキストをみて気づきました。SPAZIO とは「空間」、spaceを意味するイタリア語でした。



清楚なテーブル・セッティング。
木製家具に白とグラスウェアだけ。これから始まる舞台に、ワクワクさせるのに充分です(ニッコリ)。

緊張がほどける気持ちよさ!

メニューを渡して青年は、自己紹介をしました。
炭酸水を頼み、メニューを読みながら、さまざまに考えていると、青年が遠慮し勝ちな、されど前にでようと、笑顔で声をかけてきました。

「メニューを読んでいて、もう少し知りたくなったお料理について、お話ししましょう。僕たちはお客様に、お料理を楽しんでいただくお手伝いがしたいんです。」

決めかねていた二つのお料理について尋ねてみれば、「こんな食材を組み合わせで、フレーバーはこんな感じでお客様にお届けするはず。想像してみてください!」
豊富な知識に舌を巻きます(笑)。もしや、この子は作るのか? それは無いか。プロ意識の高いイタリアのレストランだもの……。

聴いていると、どれも美味しそうで迷いますぅ(笑)。
まるで、食事の前からショウがはじまっているように感じます(ニッコリ)。

二皿づつのお料理の注文が決まりました。最初のワインも絞りこみました(笑)。

オーダーがキッチンで口頭で読み上げられる。ガラスばりのキッチンで三人のクックが、すうっと動きはじめるのが解りました。きれいな風景でした。

■Spazio, Roma


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Italy is Eataly.

2016-10-05 17:22:00 | 旅日記
こんにちは。10月としてはありえない30度越えの昨日から一転して、台風の行方が気になる一日です。被害ちいさく過ぎますように。

★飛び込み記事です★

印象的だったから(笑)、長らくローマの食記事を書いてきました。
ラストは、未来のシェフをめざす若者たちの作るお料理です(ニッコリ)。


さて、ローマ滞在も終わりが近づいた頃、少し時間がとれて、ヴェネチア広場からローマを俯瞰する時間がとれました。
コロッセオやフォロ・ロマーノを見張るかしながら、ローマ時代の遺跡に、やがて台頭してきたキリスト教の足跡に想いを馳せました。
この場所に立って初めて、世界史が大河のように、この場所を埋めつくし、流れ去って、それは近代まで繋がっているのだと、胸が震えました。

ここからの人間の未来は、どうなるのだろうか? テロと呼ばれる戦禍から逃れて、難民や移民として欧州をめざす人の哀しみを忘れてはいけないはずだ、っと思いました。
私達の日本、そしてアメリカは、お金や武力は送るけれど、社会に受け入れることはしていない…。社会保障、医療保障、教育を含めて、日本社会に迎えるには、何を考えていかなくてはならないか?
余りに大きな難題に、胸が潰れるような思いがしました。

他人事なのに? いいえ、違います。
行き場がなくて苦しむ人、殺されていく人は、私であったかも、貴方の友であったかもしれないのです。そう、皆が思ったら、社会は少しづつ、変わっていくはずです。

EUは踏みとどまろうとしていて。切り捨てて楽になろうとする声を必死でなだめて、なんとか人間を助けようとしています。自分はもっと強く、しなやかに、それを学べるように生きよう…そう、思うのがこの日は精一杯でした(微笑)。


観光地のど真ん中で、人間の未来を疑っている(笑)よりも、未来へ繋ぎたい想いについて考えようっと、我に返りました(ニッコリ)。

その時に思い出したのが、ミラノの食の万博に出展していた「Eataly」のことでした。
食を通して、イタリア全土を俯瞰し紹介していく姿勢。それぞれに素敵な食や暮らしがあることを称える姿。
皆がむさぼらずに丁寧に暮らし食していくことで、人間は飢えることなく、自ら選んだ未来の生活を持続できる、と伝えていました。
我慢した閉じた生活ではなく、開かれて共有するために、さらに多くの知恵と工夫を要するから、その意見を良いと思う生活者を育てていこうとするムーブメントのように感じました。

私達の目に見えるのは、巨大な食料品店であるけれど、その背後には食を通しての未来への選択肢が刻まれていました。
そうだ! Eataly Roma にいってみよう! そこの実験ラボ・キッチンで、未来をめざす若者の作る食をとってみよう!
そう、思い付いたのでした(笑)。

鉄道のオステンセ駅と、地下鉄のピラミドの間くらいにあると理解し、ヴェネチア広場の側のバスの案内所で訊ねました。駅の名前を書いて訊ねる私に、係員さんは数字を書いてから、広場の何か向こうを指差してイタリア語で教えてくれました(笑)。
広場のまわりのラウンド・アバウトの外にバス停があるのか?と類推(笑)、無事にバスにのりました。
運転手さんに、オステンセ駅で降りたいと伝え、教えて、と頼み、おろしてもらいました。昼間で、安全がわかっているゾーン故の強行軍ですからね(笑)。



バスからおりて、駅の構内をぬけて、反対側に、ドンッと看板がありました。到着!(笑)



ガラス繊維が空に映えて、テーマパークみたいなビルでした(笑)。



入ってすぐのフロアには、おすすめのワインやら書籍のコーナーがあります。エスカレーターで、ゆっくり上がる手もあるのですが…。
空腹の勝っている我々は、先ずは遅いランチを目指して、最上階までエレベーターに乗ります(笑)。



最上階には、専門家用の料理教室がもたれるキッチンもありました。



実習中の方々を横目にして、レストランに向かったのでした。
実際のEatalyには何があったかは、食後の探訪記事に譲ります。(笑)
こんな素敵な風景が見える場所でもあるのです。



青果コーナーをエスカレーター上階からみる。屋内でもマルシェのよう(笑)。
■Eataly Roma, Piazzale XII Ottobre 1492, 00154 Roma (Metro B, Fermata Piramide)


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