小春日和になったこの日、下の草原でイベントが行われていた。「里山学校」とかで、今日は弁を持った笛を作っていた。
完成した頃になると、試し吹きの音が響いてくる。弁で音を出す笛は穏やかで小春日和の原に相応しい。参加年齢層は児童だったから、蜘蛛の子を散らすようなことも無く、黙々と工作に励んでいる様子だ。
解散の後、活動場所を通った。ブーブー笛を作るのに持ち込んだ篠竹、シートを敷くために拾った竹や枝などの木片、片付けもしないでそのままだった。環境教育を標榜する団体の活動がこうなのである。参加者の児童に「ひと声」かければ済む事をやっていない。1m横は除竹した竹が詰まった溝なのに、である。
部外者の小生的には「蜘蛛の子を散らす」様なおチビちゃん達の活動が面白い。多少の事はあっても、それは「必要な発達課題」だと観れるから…。今回の課題は「公共のモラル」に属する事で常識、ましてや活動者の属性からして「許容外」で、こういうことの積み重ねが心象風景を悪化させる。舵取り役は大事である。