民がため野田や小沢でセリ摘めぬ雪代すでに涸れて水無し
君がため山田の沢にゑぐ採っむと雪消の水に裳裾濡れぬ 作者未詳
父母が頭かきなで腰まげて言いたき事も言えぬ金蔓
父母が頭かき撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる 丈部稲麿
海に置く船の守りは少なかりたたみかけよと怒涛のあざけり
瓶にさす藤の花ぶさみじかければ畳の上にとどかざりけり 正岡子規
民がため野田や小沢でセリ摘めぬ雪代すでに涸れて水無し
君がため山田の沢にゑぐ採っむと雪消の水に裳裾濡れぬ 作者未詳
父母が頭かきなで腰まげて言いたき事も言えぬ金蔓
父母が頭かき撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる 丈部稲麿
海に置く船の守りは少なかりたたみかけよと怒涛のあざけり
瓶にさす藤の花ぶさみじかければ畳の上にとどかざりけり 正岡子規
水見回りに行った。泥水池の最終段、放流口の脇にポッカリと漏水孔が開いてしまった。
ここからの漏水は止むことが無かったけれど、土を押し込んで押さえることを続けていた箇所なのである。先日の低気圧通過に伴う出水で、大きく浸食され、もう土台から積み直さないと堤の構造まで破壊されてしまう状態になった。
この部分も大きな浸食溝だったところで、下には投棄した竹や粗朶の類が残っている。水を貯めようとした頃には、こんなに大々的に構成するビジョンなどなかったから、大雑把に片付けて「水溜まり」のイメージで土を盛った。
今にして思えば「大誤算」であるのだが、自分の尻の始末は自分で出来るだけ「良し」と思うべきだろう。さーて、身長ほど掘り下げなければならなくなった。溜息が出る。