出かける前に最低気温を確認したら3度6分だった。地方気象台の数値だし、市街地にあるから参考程度なのである。
降霜は予知どおりだったが、泥水池の止水域は薄く結氷していた。初結氷である。指で押せば割れるほどの薄さだったけれど、本格的な寒さが到来したことを思い知らされた。
周辺の草地は白く霜に覆われている。前回の降霜より広範囲に白い。当たり前と言えば当たり前であるけれど、こんな日でも マユタテアカネや薄青色のシジミチョウは活動している。
周辺の裸木にはシジュウカラやメジロが渡って行くし、森のほうからは鳥の鳴き声が続く。寒くても陽射しがあると結構賑やかになる初冬の谷間である。