トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥池の冬支度

2016-11-02 | 水辺環境の保全
 沈泥地の漏水を補修し満水位になったところで水面を覆っていた植物を抜き取った。コナギやシャジクモはほどほどに衰退していて、代わりにのさばったのはおそらくキシュウスズメノヒエで、昨年あたりからしつこく繁殖を続けている。とにもかくにも強い植物で文字通り根負けする。
 手取りで一節残らず掻き取ってしまえば良いのだが、前日に竹ひごに紙やすりを掛けていて棘を刺してしまったから泥水に漬ける訳にもいかない。園芸レーキで掻きとったけれど細かい根は残してしまった。
 掻き集めていた中には大きなヤゴやドジョウも見えたし、濁った水面にはエビの移動も見られたから、漏水でリザーブタンクの役割は失われてはいなかったようだ。ともかく沈泥池とそれに続く集水路は絞り水のお蔭で送水が止まっても干し上がる事は無い。他の水辺が干上がっても、ここだけは水深を保てるように構成したので断水・絶滅と言う大団円は回避できよう。沈泥池であるけれど生物層リザーブタンクとしての役割は重要だ。

             水位復活   ➡   除草終了