トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

猪による柿の木の被害

2016-11-04 | 小人閑居して憮然
 摘果により樹冠部にしか実がついていない四つ溝柿、それでも柿が欲しくて柿の木を痛める。どの樹も毎年枝を折られ幹を折られて育つ暇がなく結実年齢に達してしまった。樹形を整えようと剪定したくても枝を失っていては剪定の仕様がない。
 
 収穫の利便性を考慮して盃状樹形にしたくても仕立てる前に破壊されてしまう。もう直幹仕立てで収穫の利便性より、まずは樹を大きくできる条件を考えねばならない。10月に手の届く範囲の摘果をしたのだが手の届かない上部の柿が色づき始めたら上枝まで折られてしまった。折られた高さを考慮すると後ろ足で立ち上がり大人の身長ほどの高さまで被害が及んでいる。これでは直幹仕立てにせねばならなくなった。最初から仕立て直しが必要で、周囲の4本は損傷を受け1m以下になっている。

 青い渋柿でさえも食べてしまう状況だから渋柿といえど色付きすれば更においしいのだろう。柿が黄色になれば養育者は赤信号だ。「負う、毎業徒」と畜生の御業は計り知れない。

         10/16下枝被害   ➡   11/3上枝被害