トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

Pull Toy

2016-11-15 | 何よりの楽しみ
 「プルトイ」と表記されていたのを読んだときは何だかわからなかった。紐が付いていれば理解したのだろうが、恥ずかしながら小生の英語力は中学1年生にも達していないのだ。
 そういう恥ずかしい話はともかく、ヒノキの建築端材が手に入ったから、久しぶりにふんだんに惜しげもなく消費して玩具を制作してみた。最初は「総ヒノキ造り機関車トーマス」で、なかなかの質感である。木の玩具も多様な物が溢れているが値段が高すぎる。価格の高さは手作りしてみれば理解できるのだけれど、安価なプラスチック玩具とは比較にならない質感は捨てがたい。
 一方で「木の玩具」というだけで値段を上げている便乗玩具もある。竹製のカッコウ笛などネットの販売価格は4千円なんてものもあるのだ。小生も作っていたが、どう見たって数百円の代物にしか見えない。ぼったくりだ。

 ここからは手前味噌、我田引水、爺我自賛となるけれど、小生が縁台で工作をしていた時、建築中の隣家の棟梁があいさつに来た折、小生の玩具を見て褒めてくれた。気を良くして完成品を出して並べてみたのだが玩具専門店でン?万円なんてお世辞を言う。こんなことを言われれば好々爺の小生としては木製玩具作りがン?蔓延してしまう。罪作りな棟梁ではある。

 冗談はともかく、プルトイとして制作した3種5体、写真は4体しかないが、オス象1体は新築隣家のお子さんにトーマス1号機と共にプレゼントしてしまったのだ。孫と同性同年では最高級一点物玩具も小生の懐を容易にスルーする。

 さて写真のプルトイはヒノキ厚板2枚張り合わせで重量感を出し、なおかつ動かすと前輪が偏芯しているので体が左右に揺れる。ただスーと進むよりリアルに見える。首を動かす機構を組み込もうと思っていたのだが「山の祭り」への展示出品に間に合わず材もなくなり、とりあえずヒノキ造り玩具は一件落着。
 夏からの工作で室内が粉塵だらけになっている。掃除をどうしよう…。人生、喜びもため息も背中合わせなのだ。ヒノキの背中合わせで悦になっている場合ではない。

      象の親子     カバ    キリン