トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食痕で明白

2016-11-07 | 小父のお隣さん
 我が家のキジョランに産卵されたけれど蛹化までの食料がない。引っ越し先のフイールドのキジョランは…と確認に行った。昨年の産卵株には産卵がなくきれいなままで、このまま産卵がなければ引っ越し先として十分に思えた。
 食草園の二株の昨季は産卵なしだったが、クルミに沿わせた株には多数の食痕があり、一目でアサギマダラの食痕と分かる特徴的なものだった。ただ食痕の数に比較して確認できた幼虫は5mmほどのものが2匹だけだ。この二匹のうち片方は撮影しようと葉を裏返しにしたら糸を出してダイビング。もう「ヘーっ」である。この幼虫も糸をだすのか…。
 周辺の3株で我が家の飢餓難虫を受け入れてもらえそうで少しはほっとした。
 その一方で昨季産卵越冬蛹化までこぎつけた株は全く産卵なしで、理由はトントわからないが、産後の滋養のため好物のフジバカマを用意しておかねばと老いの背に荷が下りてくる。

  食痕とヨコバイ    食痕と幼虫   糸でブランコした一匹