トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

うーん!ヒョウ柄の味…

2016-11-25 | 何よりの楽しみ
 拠点にあるフエイジョアの果実が熟した。放任状態で選定も施肥も行わないけれど、そこそこ結実する。
 「トロピカルフルーツだ!」といったところで栗やクワの実ほどの関心は示さない。小生も一個程度はかじってみるけれど多くは地上で土に還っていく。まあ、猪でさえ腹の足しにしないのだから無理もない。
 今季、大きめの果実ができたので拾い集めたものの会友は持って帰らないし、活動している母子グループも「勧められたから断り切れなく」受け取ったようなありさまだ。何か用途はないのだろうかと光頭をナデナデしつつ思案したらツルリッとお告げが滑り落ちたのだ。それは「そうだ京都に行こう!」ではなく「そうだ、調理をしよう!」だった。

 早速、台所で半割にし、スプーンで果肉をこそぎ取り500g確保、砂糖は半分の重さ250gで煮詰める。フエイジョアの味は独特というか癖があるので砂糖50%では多かった。ここは予想通りだ。
 仕上げに柚子果汁を入れ、ペクチンも添加したかったのだけれど在庫がなく調理終了。

 さて、お味はと言うと、砂糖は重量比で半分は多かった。食味は煮詰めたものの梨の芯のようなシャリシャリ感は残り、濃縮したリンゴジャムソーダと表現したら近い。好き嫌いは人によるだろうが小生には甘過ぎで、ライ麦パンで試食してみたが心斎橋付近のヒョウ柄の味で、ライオン柄の味にはならなかった…。

  果実 ➡  原材料 ➡  出来上がり

高く盛るほど低くなる

2016-11-25 | 感じるままの回り道
 二つ池中央部を閉じる畦が低く広がってしまった。いわずと知れた猪の仕業である。それでなくても湿った表土の部分は掘り返すのだが、池内の植物を鍬で引き上げ泥と一緒に積み上げたままにするから更に猪を呼び込み崩される。

 作業者も理解していると思うのだけれど85歳という年齢を考慮すれば指摘しにくいし、小生は除草に手を出すほどの余裕もないのだ。見るに見かねて補修に手を出す、というのがお決まりのパターンである。
 まあ、「お助けマン」というより「上流部の崩壊が泥水池の臨終」となるので、極めて利己的な動機と言えよう。それでもやらねば水辺環境の崩壊に直結する。これは防ぎたい。