

内心はそう思っているのだろうが紳士淑女たる会友は決して言葉には出さない。それは良いとしても小生が目にするのは久しぶりなのだ。恐らく昨年は見ていないような気もするし臭いも嗅いでいない。
今季も臭いすら感じなかったのであるが侵入竹除伐と水辺の保全作業に使う竹稈を採るのを行った斜面で見つけた。本来はスッポンタケの写真より林床から現れたアカガエルの写真を撮りたかったのだがゴム手袋を外したり逃がしたりしている間に見失ってしまった。その過程のてんやわんやをしたお蔭で見つけたのだからウインウインだろう。
暦は小雪、アマガエルは鳴いているしヤマキチョウもコノマチョウも飛翔している。それはともかく、スッポンタケの頭部の粘液が失われていた、と言う事は既に盛期を過ぎているのだが林道で臭気をキャッチできなかったのは嗅覚の衰退なのかどうか。昼食時、この臭気を「何か花のような」との感想もあったけれど、人はさまざまである事を実感した。小生は頭痛が起こる。
ここ何年か水辺の保全作業に追い立てられ林内作業が減った事でキノコを見る機会も減ってしまった。キヌガサタケ、アカイカタケなど眺めたいキノコはあるのだけれど水辺に繋がれて居る限りはかなえられないのである。まあ、水辺作業で火の車なんて洒落にもならん。