トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

小止みになって水見回り

2019-07-04 | 感じるままの回り道
 大雨洪水注意報が一時発令されたものの昨夜からの降水量45mmと意外な結果だった。昼近くには雨脚も途絶えるようになったから、どうせ昼食抜きの日々ゆえ気休めに水見回りに出かけた。
 まず確認したかったのは新設した「林接する池」の満水位の状態と排水管の具合である。二つ池の漏水部はモクズガニ共々処理し終わったから「大丈夫」のはずなのだが、一応は確認したい。

 当たり前だけれど二つ池は漏水孔を潰したから満水位でオーバーフローから溢れている。それでも底を露出させてしまった数日間でヤゴやオタマジャクシを失ったであろう事は想像に難くない。
 林接する池も満水位で、護岸木まで達してはいなかったが、これは排水管の位置で調整可能だ。流入管との高低差は管径ほどなので調整せずこのままでよさそうな感じもする。水深は十分にあるのだ。懸念は漏水量だけである。

 昨日、バクテリアや微小生物の種付けに上の池から泥を引っ越しさせて、ついでに丸太を傾斜させて設えておいた。ところが軽すぎて3本とも浮いてしまった。半年の野ざらしだったから軽くなったのは否めない。しばらくは水浸しにしておこう。

           排水管の位置は適正       満水位でも堤は安全圏だ

「隣接した池」堤の再構築 2

2019-07-04 | 水辺環境の保全
 再構築の二日目。最初に敷設した護岸丸太を外し池の底と同じ深さまで掘り下げる。胴突きし固めてから2回に分けて積み突き固めて丸太を据える。文字にすればこれだけの事だが「思うは易し」実際は「易く無しで重い」作業である。

 前回はスコップだけしか用意せず不便を囲ったから今回は三本鍬を用意した。土塊を引き寄せるにしろ砕くにしろスコップより楽で「やはり道具は使い様」なのだった。三本鍬があった事で堤の上端から法面を崩し取る事が容易になって手際も良かったのだろう。もう一本の護岸木の長さだけ再構築すれば済むところまで来たのだが作業に飽きてしまった。
 翌日からは降雨の三連休が見込まれる事から「この際、漏水を再確認しよう」と言う気になったのである。池の底は泥濘化させた結果、水溜りが残っている。うまくいけば胴突き仕上げは行わずとも済む。

 そこでかねてから備えておいた50φの水道管を使い仮の水取り入れ口を付けた。降雨も予想されるから水を入れる必要は無いと言えば無いけれど、水の収支も満水位も確認しておきたい。もともと止水域として備える池なので水の流入はチョロチョロで構わないものの収支がプラスになるのなら排水管も付け足す必要が出てくる。
 仮の導水管はあっけなく作業終了。スコップで掘り下げ水勾配を確認し管を押し込み埋土して終わりだ。
              水勾配の確認    ➡     チョロ水で配水

 水はチョロチョロと落ちているだけで、この水量だと何日必要になるか分からないけれど、とりあえずは懸念を確認できるだろう。降雨帯が去るまでは作業は中断ししばしの休息になるだろうか、それとも空振りか。ここまで作業が進むと早く決着を付けたい気分になってきた。
 まあ、我が身の事だけれど優柔不断・日和見・ご都合主義・朝令暮改等々、永田の賤生たちに似てきて誇らしいが肩書も銭も無いところで一線を画す事が出来る。言わば「一円の財布でも五円の虚勢」てなもんや三度笠・・・。