トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

谷地の孔、穴、あな・・・  

2019-07-17 | 小人閑居して憮然
 泥水池の減水を前日に見出して翌日の補修前の水見回りで、二つ池にも水が無かった。二つ池の減水原因は「何時もの場所」でぽっかりと漏水孔が見え貴重な水を飲み込んでいる。この孔も小生の拳が入ってしまう。
 何時も記する事なのだが、二つ池の基盤層、耕盤に近いけれど、この棚田を維持していた頃は耕転は畜力なので、やはり基盤層と言えるのかどうかはともかく、泥土の下は硬い粘土質の層である。その層の直下に網目の様に漏水孔のネットワークが存在する。ここと繋がった部分から漏水していくのがパターンなのだ。
 下棚の棚田部へは法面から常時チョロ水が出ている3ヶ所があって、この漏水の浸入部は今もって判明しない。

     ➡     
 だからこそ「しょっちゅう漏れて」いるし「毎度、漏水孔が顕在化」するのである。いつも通り泥で一時的に水を堰き止め基盤層を掘り崩して再び踏みつけ元通りにする。掘り取って踏みしめた範囲の漏水トンネルは消失しても、その周囲には親指程度の横穴が縦横にあるから「おっつけ漏水は始まる」だろう。「漏水部叩き」は永遠だ。

 気を取り直し減水顕わな泥水池の復旧に入る。護岸木の下側が空洞に見えたから、前日に泥で埋めておいたらこの日は一部の泥が消失して水の流入が見られた。ここも度重なる漏水頻発部で、この漏水は泥水池4にでる。そのため泥水池4は水がある。この泥水池4は春頃拡幅し合わせて水深を深めておいた。水系の最終段なので生き物のシェルターの心算でもあった。

 さて、肝心の漏水部、泥水池2の減水は仕切りの堰にしていた木材の両端部から流出していただけなので粘土質の土塊で埋めあっけなく補修終了した。
 肝心の漏水部は泥水池2から3へ水が落ちる部分で発生している。これで泥水池2と3の底も顕わな状況が理解できた。
 処理は護岸木を取り除き漏水孔を顕わにし、ある長さ潰せばよいのだが護岸木が長く外すのに苦労しそうだ。そこで簡易的に護岸木の堤側を掘りだして漏水孔を潰した。もう本日の作業はここまで、刈り払いには今日も着手出来なかった。
 漏水部   ➡    探索掘り   ➡    始末終わりの補修部

                 漏水や老衰自覚今日もまた   
                 漏れてても股間は安堵チョビも無し
                 水に啼く観ずに済ませぬ凶の種