トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

生えば喰う喰われて坊主のウマノスズクサ

2019-07-18 | 感じるままの回り道
 喰い尽され今季二回目か三回目の再生になったウマノスズクサ。今朝見たらもう1日分の葉っぱしか残っていない。むさぼっているジャコウアゲハの幼虫は10匹を数え体長も差があるから同じ時の孵化体ではなさそうだ。

 いつも思うのは「どうして喰い尽すほどの数を産み付けるのか?」と言う至極単純な疑問だけれど解が分かっても何も変わらない。終齢幼虫になるには葉っぱが足りないか足りた個体が出てくるのかギリギリに見える。

 ウマノスズクサも長い関係にあるのだから生き残るすべは持っているようで、開花結実まで至らず地上部を喰い尽されても喰い尽されても再生するし、あちこちに幼い蔓も見えている。これは何とも摩訶不思議で、種子の散布も出来ず地下茎での繁殖でもないのに数を増やす。
 まあ、生きとし生きるものの真髄など小生に分かるはずも無し。おいらも生かされている同類なのだから・・・。

                         

深川雀店子短冊

2019-07-18 | 合混で闘作すれば
              市井物メガネ外すも梅雨の空        ご隠居

              人情を孕んで活字忍び雨           罵琴

              ドブ板を叩く無駄雨声も無し         新内流し

              井戸端も無きマンションの厚い闇     流れ与左

              鼻垂れと小便臭いが仲が良い       頭領

              おっかさんたすき見えぬよ若いママ    鬼っ子

              平成は田舎顔すらいなくなり         通い手代

              粃だけだけど永田の籾揃え          汚穢屋

              おっつかっつ暮らしに政治追いつかず   木戸番

              今時も神代も同じまつりごと           浪人某