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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ツバメ返しの謎

2019-07-14 | 感じるままの回り道
 曾て経験した事もなく刈ってそうした事もない、未だに何故なのか分からないツバメ返しだった。発端は棚田のある棚で分水池の漏水防止作業や棚田の堤嵩上げを行っている時だった。いやにツバメが飛来する。「巣材の泥でも採りに来たのか…」そう思ったものの地上には下りずに棚田の上を旋回して去って行く。既に巣作りの時期は終わっているから泥は不要である。
 泥を採りに来た時は近くで作業をしても地上に下りてくる。今回はそれもせず泥採りの時の様にカップルだけでなく何時も数匹で時間帯も短い。この時はそれで終わった。

 「ははーん!」と感じ入ったのは棚田の泥浚いの後、植えてある古代米の株に目が向いた時だった。この時「ははーん!」と思ったけれど「あはーん!」ではなかった。既にその域は越えていて「主様!」と腫物扱いらしい小生なのだ。
 これらの株は残り苗を「環境植生」として植えたので20株程度なのだが、その半分の株の葉先が無い。それも綺麗に揃えたように千切れている。
 この様子から「虫の食害」では無い事は一目瞭然だったが、念のため一株毎に点検してもここまで食害する虫は見当たらなかった。泥底にも獣の足跡も無い。

 葉先の無い株のほとんどは植えつけた範囲の外側にある。その傾向を見ただけで「ツバメの仕業だ!」と直感した。だけれども「なんでこうなるのー!」と言うより「なんでこうするのー?」なのだった。巣材ではないし、葉先に虫が集中していたわけでもないだろうし、ましてやサラダ感覚もあり得ない。結局、この行為の理由は不明だ。
 水稲は環境植生なので「被害」と思ってもいないが飛行しながら葉先をついばんでしまう行為は全く「ツバメ返し」としか言いようがないものの確証も無い。

 遠い昔の記憶だがなにかの説明にしだれ柳とツバメのイラストがあった。仮にしだれ柳の葉先をついばみ採る行動だったとすれば水稲の葉先も似たようなものだから符合するか・・・。
 なんやらかんやらの日々、今日も未明に覚醒してしまった。まあ、つらつら考えてもすぐ寝落ちする小生なのだが、寝付きは良い良い、目覚めは早い。早いながらも起きりゃんせ起きりゃんせの布団返し、するのだー小生も。