トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヤマユリが咲いた!

2019-07-12 | 感じるままの回り道
 庭のヤマユリが開花した。一花つけたのが二本、二花つけたのが一本である。ヤマユリとして小振りなのは分球してしまった鱗片から育て、ようやく開花したからである。同じ球根からの鱗片で育ったのは周囲に20本ほどあるけれど蕾は無い。開花株が増えれば植え直しをし間隔を広げなくてはなるまい。それをするにはまだ数年は必要だろう。

 フイールドのヤマユリは激減して昨年も今年も立ち上がった茎すら確認できていない。開花して目立つ様になれば程なく盗掘されていく。ササユリも激減しているが、それでも今期は10本程度は確認した。そのうち数本は開花中に行方不明になっている。
 残っている株はトレイルから離れ林床の下草刈りを行うエリアなので人目につきにくいと言う環境であるからで、それでも何かの拍子に存在がしれれば時期は関係なく直ちに消え去るだろう。

 庭のヤマユリもササユリも繁殖種子を採種するために移植した球根だけれど播種効果を認識しやすいササユリなどは開花株となれば全て数日のうちに消え、残るのは何も無くなる。血統を絶やさないために採種・播種を継続していても盗掘者のために繁殖させている感しかないのが現状だ。
 野で育てれば盗掘されるし、庭で生きながらえさせても「違うだろ!」感は否めないし、ハムレットの進退窮まる台詞はよーく理解できる。
 まあ、早い話、植物園内のアツモリソウすら消えるご時世なのだ。
 

チェーンソーの整備

2019-07-12 | 今日は真面目に
 梅雨空も濃くなって見えるとフイールドでの作業、刈り払いや水辺の保全などには手を出すのを躊躇する。降られて尾っぽを撒いて退散降参は屋外作業者としては不本意であるし情けない。この日もいつ降りだすか不安定な空模様で、家にいた方が正解だとおもったものの一時の晴れ間がありそうなので機器の整備に出向いた。既に刈り払い機の手入れは済んでいる。

 土木の資材調達に出番が多かったチェーンソー3台の整備は拠点道具小屋の張り出し屋根の下で行った。本体からガイドバーを外しスプロケットやオイル供給溝、ブレーキ機構を圧縮空気で噴き掃除する。
 ガイドバーは片減りを防ぐために上下を反転させ取り付ける。ベットのマットレスと同じく何時も同じ向きで使用するのはバランスが悪くなる。消耗は避けられないが出来るだけ平均的かつバランスよく寿命を延ばしたい。こうした配慮は思わぬ故障を防ぐ事にもなるだろう。

 本体内部のシリンダーフインやエアーフイルターも空気圧で清掃して一件、いいえ3件落着。チェーンも刃研ぎしておきたかったけれど降り出したので退散した。整備自体は屋根下で行うから濡れる心配はないのだが、雨の中駐車場まで下るのはいささか遠慮したいのであった。

           分解した       ➡      整備終了