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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「ミルンヤンマ」小生初観測

2019-07-21 | 小父のお隣さん
 引用:田中利勝 撮影・執筆「やさしいトンボ図鑑・3」自然通信社 刊 P44 

 ミルンヤンマはS先生の確認リストに入っているが小生が確認できたのは初めてである。それもたまたまS先生とSさん、他1名を案内していた時の事だったから、早い話「ラッキー」だったのである。
 「林接する池」に案内しヤブヤンマの産卵状況を話していた時に水面に浮かんでいたトンボの死骸をS先生が見つけて鑑定した。その直後に流路の護岸粗朶から羽化したばかりの個体初飛行にも遭遇し抜け殻を採集出来て、そのうえ上の池の空中を高速飛行している個体まで視認できた。
 オニヤンマのパトロールを見られる水路でミルンヤンマも産卵していた、という図式になる。

 短時間に成長段階の幾つかを観察できたので「月例会」の刈り払い作業を後回しにした甲斐もあったと言うべきである。これで「ミルンヤンマ」が繁殖しているという事実確認に複数が立ち会った事になる。
 水見回りの途上、見当もつかない種と思える機会もあるにはあるけれど、写真が無ければ図鑑対照も無理だしS先生に細部の観察を伝える事など小生には無理で、ともかくボケでも「撮影」は必須だが、写真がボケるか小生が惚けるか予断を許さないのが人生だなあ、と思える。

 今回、図鑑から引用させて頂いたのは月例会に向かう途中のエスケープでの案内だったためでカメラを携行しなかったからである。まあ、携行したところで撮影出来たのは抜け殻だけで、成体は不可能だった。成体の第一印象は「意外と小さい」。
 「ミルン」は「ミルイ」から来ているのかどうか聞きそびれてしまった。次の機会にはきっと忘れているだろう。ホント、トロくなったものである。
 

今頃、ニホンアカガエルの幼体!

2019-07-21 | 小父のお隣さん
 思わず「えーっ!」と驚き桃の木山椒の木だった。体長20mm程度のアカガエルの幼体に出会ってしまったからなのだが「とっくに変態期」は終わったはずなのだ。
 この個体は「ようやく尻尾を吸収しました」程度の成長段階である。このサイズの幼体はアマガエルかアオガエルか判別出来ていないが葉の上に鎮座している個体は見ている。ツチガエルの幼体も夏季は見る事が続く。しかし先だってまで「卵塊は見ていない」のである。

 そういえば、分水池からの放流路に絞り水が溜まっている部分があって、水深数センチの小さな水溜りだけれどオタマジャクシが多数生息している。背の正中線上に黒い斑があるので鑑別に使えそうだけれど、降雨出水の度に流されるだろうと言う環境下なのだが、今期の降雨は集中しないので残っているのかどうか、まあ、逞しいとしか言いようがない。

                   

 前掲のオタマジャクシ、ネットで検索してみたら「ニホンアマガエル」らしい。ツツガエルの卵は浮遊卵で見た事はあるけれどニホンアマガエルの卵は未だかって知らない。