トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「飛翔能力は変わらないみたい」

2019-07-24 | 小父のお隣さん
 泥水地の草むらにシオカラトンボが止まった。普段は撮影対象でもなく見過ごすのだが、この個体には目が止まった。右の後ろ翅がおっ立っている。これは恐らく羽化した頃の事故なのだろう。生まれつきの奇形とは考えにくい。

 撮影して眺めていたらショウジョウトンボにアタックをかけていた。そしてまた元の位置に戻る。長く観察した訳でも無くアタック2回を確認したに過ぎないけれど飛翔能力に大きな低下は無いようだった。まあ、実用性は保たれている、と観るべきかもしれない。「だからどうした!」と言われればグーチョキパーを出すまでもなくグーの音も出ないけれどゲンコツは出しそう・・・。

棚田部の改修

2019-07-24 | 水辺環境の保全
 堤の嵩上げに続き棚田の東西幅を狭め法面下に平坦地を設えた。数年越しの懸念場所で、上棚の法面下部まで棚田を広げた事で威之志士様の掘り起こしで法面下部が崩れさせられている。これを防止するために法面下部に続く平坦草地を備えないと移動も刈り払いもやり難い。既に生産地では無いので「面積拡大」の方向性は不要で保全のし易さや環境安定性を優先する。
 この平坦草地を形成しておく事でエコトーンとしての機能も与えられる。

 課題は「用土をどこから運ぶか?」なのだが、この一帯では採土適地は無く浚渫土を当てるしかない。結局、平坦地を幅4尺ほど作る事にして既存の護岸用の竹稈を前方に据え泥を盛った。ここでも長柄のジョレンが役立ってくれた。
 積み上げた部分は棚田内に沈殿した泥土なので立ち入れば長靴を捕られるほどの粘っこさがあるものの立ち入って沈まなくなるには秋色も濃くなる頃だろう。

 法面2か所より止める事が出来ない漏水があり、この水で地盤を緩くし威之志士様を誘惑してしまう。今回、一カ所にはパイプを接続し棚田に排水するように配置したものの、もう一カ所へのパイプが無い。隣沢の廃棄パイプから見繕って用立てする。それまで埋め立て部を浸したままだ。

 水域中央部の浅瀬はコナギが繁殖して適度に除草する必要がある。結実するまでに除草は済ませたい。と思う一方で抽水植物の必要性もあり、バランスを配慮しながらの除草になる。

 作業前   ➡    作業後        3辺の手当てが終わる