トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

日陰の谷戸にも花が咲く

2021-01-07 | 感じるままの回り道
 3日、暖機運転を兼ね水見回りをしてきた。上の池畔に1本だけだが梅が開花していた。他にも点在して何本かあるのだが、日当たりが良い場所の樹には花はまだまだという雰囲気だった。
 梅の花を見上げるのも良いのだが、我が人生、下を向いて歩こうよの手太楽だったせいか地表の草花の方が感覚的には「春」を感じやすい。オオイヌノフグリやタツナミソウなどは暮れの内から開花している。それでも樹木の花は遠目にも目立つ存在なので立ち寄っては見るけれど、どういう訳か梅の花で「春」を感じるとは言えない小生なのだった。

 樹下の水面を見れば結氷している水面があるし、両手は防寒手袋を装着しているし、日照のない場所だけに「春は遠い」感覚なのである。「春」と言えば桜が一般的だろうがソメイヨシノは好きではない。やはりヤマザクラが「春来たり」に近いのだがニホンアカガエルの卵塊には遠く及ばない。
 昨年は産卵場所の整備と拡張を少しばかりだが達成した。それで産卵数が増す結果にはつながらない行為であるけれど、小生的には準備万端「さあ、いつでもいらっしゃい!」なのである。昨季は大蛇も目にする機会があったし、猪の跋扈蹂躙も半端でなくなってきたからアカガエルの個体数減少は危惧されるのだが産卵数大台の30超えがささやかな希望なのである。
 童謡にもあるごとく「赤いべべ着た爺さんが春よ来いと待っている」まあ、そんな心持・・・。