年末年始、家でグダグダしていたら水域がとんでもない事態になっていた。まあ意図しているか否かは別として環境破壊教育活動NPOと認定せざるを得ないのだが、周年通して水辺で物を放り込むのが絶えない。水のある頃は小枝で「魚釣り」と称しひとしきり遊んで通過するのが常で、少なからずその小枝を投げ込んで去る。
結氷していれば氷盤を割り投げ込むのは許容範囲としても石や木っ端、はてまた枝などを所かまわず投げ込んでくる。引率者がいても教育指導する脳味噌がない。これは近所に事務所を開いた時から言い続けてきた悪癖なのだが未だに改善はしないのだ。
やってきた初期の十数年前、まだ幼樹が多かった頃は支柱さえ抜かれて流路に投げ込まれることが多発した。若木に育てば「木登りし易い」と言う理由で林床をツルッ禿げにしてもお構いなし。そもそも「若木に木登り」なんて行為はマナー違反だという事さえ認識していなかった。問答の中で「場所が近くて安全だし・・・」なんて台詞が出ると小生はヒートアップせざるを得ない。自分たちの活動だけを優先し「後は野となれ山となれ」と言う感覚なのだった。こういう活動を「環境教育」と称し手ほどきを有料にて破壊活動し去っていくのだから腹に据えかねる。
いくら口先で「良い場所ですね!」なんて言われてもこういう行為が常習では開いた口がふさがらないし、頭頂部の脱毛は湯気とともに促進されるだけなのだ。まあ「被害甚大」で、初夢は「一富士二鷹三茄子」でなく悪夢の「一猪二漏水孔三NPO」なのだった。
ともかく水中に没した異物は泥浚いや立ち込んでの作業の時の障害になる。ましてや野茨の枝などを投げ込まれるとゴム引き手袋していても草取り作業などで泥中で受傷し易く、刺し傷1カ所でも破傷風の恐れがあるから作業は二日ほど中止せざるを得ないのだ。
折々の事務局長や担当者に伝えても「幼児教育から入ったスタッフが担当するので環境保全何てことには疎くて云々・・・」と、水戸黄門のドラマではないけれど「この公共の地を何と心得る!」と言っても他人事で何も変わらないのであった。だからこそ止まず続いているのだろうし、三つ葉葵の印籠も出せない小生では傷心に吊り眉だ。
ましてや、ある会合で「あのグループは煩い事ばかり言ってくる」と言う発言を聞いてからは、小生プッツンしたままで、今回の水見回りでまたまた斯様な現場を見てしまった以上、ロープ規制をすると決めた。
このような連中も公園や劇場、遊園地などで斯様な行為や行動をしていないとみているが、根底には「水も空気もタダだ」と言うような自然環境に対し「傷めないように利用する」と言う認識を全く持っていないと観るしかない。いくら大言壮語をぶち上げようとも綺麗ごとを並べたビラやホームページを作ろうともまあ、浮世でもあるから「エゴ」や「えせ」は永田町から下々まで溢れていると観るしかないのだろう。
右を向いても左を見てもどこも大人の恥ばかり・・・。「信義と誠実の原則」すらない偽員様の弁明を耳にすれば良ーく判る。まっ、偽員様だから「審戯と政実の原則」で入るのがあれば、それで完結なのである。「曲がれるを直に置けば倣う」「恥に交わりて恥知らず」てなもんや三度笠。こんなことでは幼児・青少年少女の未来が明るいはずが無い。
棚田部の氷盤 泥水池3の氷盤、渡し板まで放り込んである