トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

痛いの痛いの飛んで行けー!

2021-01-22 | 小人閑居して憮然
 日陰の林床によく見られる鋭い棘だらけの小木「アリドオシ」と言うのだとかで、当地で初めて知った植物だ。林内作業の危険植物で作業衣などはいとも容易に刺し貫いてくる。容易に刺さって容易に折れるから先端が残ってしまう事も稀では無いのだ。その上、細く深く刺し入る結果、いつまでも痛いし赤い傷が消えない。

 この日、伐採して残った切株の高さを低くし、刈り払い時の障害にならぬようにと片膝付いてチェーンソーを入れようとした瞬間に膝下を刺してしまった。伐採前に足元を安全にするため刈り払っておいたのだが片付けておかなかった結果である。ズボンをめくってみると8カ所の赤い点が見え、一カ所は先端が残ったままだった。この写真も添付しようと撮影はしたけれど、すね毛交じりの患部など見たくも無いだろうから却下した。植物の針だけ見れば、その鋭さは理解できよう。アリドオシと言う名前の通り、蟻さえ刺し貫く硬さと細さがある植物だ。まあ、「痛いの痛いの飛んで行けー!」と言ったところで飛んではいかない。刺された小生がトンズラする格好になる・・・。
                        

心魂注入、蜜柑に完敗!

2021-01-22 | 小人閑居して憮然
 暮れから準備して設置した給餌器とファットボールなどは全くの鳴かず飛ばずで寄り付いた痕跡さえもない。近くには鳴いているし飛んでいるのにだ。自宅とフイールドの二カ所に用意したスプリングフィーダーと給餌器は設置したままの様子を保って1カ月にならんとしている。スプリングフィーダーが慣れないから「警戒する存在」かとも思いミカンと入れ替えたら日を置かず食べに来た。
 しかし缶に盛った穀物にはヒヨドリさえ素通りしている。むき出しのファットボールも関心さえ示さないのだ。「ファット ユー!」と悪態のひとつも出ようと言うものである。
 しかしそこは山徒男子ゆえぐっと堪えて次の一手を探ったが将棋の様にはいかんのは歳のせいなのか、思い違いしているのかどうかよく分からない事態である。

       

 革新的なレシピで冬鳥の健康に大いに寄与すると信じて疑わなかったあの「ノリ」は何だったのだろう。ここまで避けられる理由が不明だ。お蚕様の蛹を混入させた事から臭いを嫌ったのかもしれない、と言うのが最初の疑念なのだが、通常のレシピ通りに作って比較する意欲も出てこない。牛脂も他の材料も十分あるのだけれど、まだ冷蔵庫内にはファットボーが五個も入っているのだ。

 新調した籠型給餌台の自動式給餌装置は役に立たず、昔通りにミカンを入れれば籠内に入って食べてくれる。それで穀物に変えたら見向きもしない。仕方が無いからミカンだけ籠型給餌台の天板にねじ止めしたら、早速飛来して、と言うより設置している脇の生垣の中で待っているのだった。来るのは可愛いいが喰わないのは可愛くない。給餌器用に用意した撒き餌3リットルが無駄になりそう・・・。
 「悪爺の深情け」と迷惑に思っても構わないから「情けは人のため」どうかファットボールと撒き餌を啄んでください・・・。

               

 ミカンにメジロは見慣れた光景で、メジロがファットボールや穀物を啄んでくれなくても、シジュウカラやカシラダカ、カワラヒワが大喜びすると想定していたが全て想定外になってしまった。自宅のグリーンカーテンで結実したツルムラサキにはイソヒヨドリやスズメでさえホバリングしつつ啄んでいたのに見向きもされない。本当に嫌われてしまった。