トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

果樹園跡の地拵え 1

2021-01-03 | 今日は真面目に
 侵入竹除伐作業は通年可能なのだが作業としては面白味も無くなって、年末に採果を楽しみにしていた果樹園跡の柑橘類が今期の成りが非常に悪かった。周囲の樹木の生長で年々日陰になってしまうから実付きも衰退の一途だったのだ。今回、ユズの収穫は皆無だったから一念発起して日照を妨げている樹木の間伐と除伐を行う事にした。フイールドに入った当初には刈り払いを行ってミカンなどは刈り出したのだけれど、それから10数年も放置状態では無理もないのだった。

 とりあえず初日のこの日、チェーンソーだけを携行しアオキ、ヒサカキ、マキなどの常緑樹の除伐と倒木の寸断集積を行った。エリア内に軽自動車が収まるような浸食溝があり危険なので裁断した樹木を投棄してとりあえず落下事故は防ぎたい。ところがミカンの樹の根元にバケツが入るほどの穴があって、覗いてみたら内部は大きな空洞になっている。ここも何とかしなければならないものの、とりあえずは数日掛けて日照を阻害するマキなどの大木を除きたい。列植されているマキは耕作地だったころの名残りで恐らく境界線に植えてあったのだろう。枝が暴れて広がっているから倒すのも難儀な様子だが、まあ、ボチボチ安全作業での冬仕事だ。

 とりあえずは日陰になって実付きの悪くなっているユズ、温州ミカン、夏みかんの樹に日照を回復させ、常緑樹を伐採した後には有用広葉樹を植栽したい、というのが今のところの目論見。倒木となっていたのは大きな実を付けていた栗の樹3本だ。南側のスギやマキの日陰で当時から息絶え絶えだったけれど日照が無ければ生きようも無いのだった。

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