早春にカサスゲの抜去を行った温水田だがカサスゲの繁殖力は止まる事を知らずカサスゲ田の様相になってしまった。ほっとくわけにもいかず抜去作業を行う。用具は四本鍬とスコップを携行したもののスコップの出番はなく、頑固な粘りの株には四本鍬を打ち込み梃子のように下から突き上げ緩め抜去をする。
中には両手で「エンヤーコーラヤ、ドッコイショ!」で抜ける株もあるものの楽ではない作業で、抜いた株からは10本以上の地下茎がぶら下がっている有様では肘も肩も今夜は膏薬の出番であろう。
抜きあげた株の土付き根茎部だけを畔の低かった部分に据えて盛り土代わりにしたのだが、地下茎は活きているし結局はここから新たなカサスゲの侵略が始まるのだ。
カサスゲの密集部からイトトンボの未熟体が幾つも飛び出して、数匹は水面に落下、作業の足元であってもアメンボは群がってアメンボ玉になってしまう。飢えているのか食欲旺盛なのか「餌食」という表現がぴったりだ。
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中には両手で「エンヤーコーラヤ、ドッコイショ!」で抜ける株もあるものの楽ではない作業で、抜いた株からは10本以上の地下茎がぶら下がっている有様では肘も肩も今夜は膏薬の出番であろう。
抜きあげた株の土付き根茎部だけを畔の低かった部分に据えて盛り土代わりにしたのだが、地下茎は活きているし結局はここから新たなカサスゲの侵略が始まるのだ。
カサスゲの密集部からイトトンボの未熟体が幾つも飛び出して、数匹は水面に落下、作業の足元であってもアメンボは群がってアメンボ玉になってしまう。飢えているのか食欲旺盛なのか「餌食」という表現がぴったりだ。

