トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池3の除草

2021-07-24 | 水辺環境の保全
 連日真夏日では作業を続ける意欲が減退するばかりだ。梅雨も明けないうちから蒸し暑い真夏日の連続で、一日は猛暑日を記録している。こんな時は苦労は後回し、ちゃっちゃと済ませてシャワシャワーに限る。
 そんなことで泥水池3の除草も2日がかりになってしまった。イネ科の何とやらは指で搔き集めてもランナーが広がっているので処理は楽なのだが四つ這い姿勢で行わねばならない。楽をしたくて四本鍬で掻いてもとり残しが多くなる。まあ、楽は出来ないように神様仏様が決めてくださったのだ。

 それより大変なのがカサスゲの抜去で四本鍬を打ち込み柄を倒して浮き上がらせようとしてもタコ足のごとく基盤層にまで摑まっているから、結局は剣先スコップの出番である。足をかけ踏み込み、グイッと浮き上がらせてウントコショドッコイショしても難渋する。こんな作業を何十回繰り返した事か。すぐ「今日は帰ろう」と悪魔が、いいえ天使が囁いてくれる。イヤイヤ韋駄天かもしれないのだ。それも逃げ足が滅法早い・・・。
 それはともかく泥付きの根株は株元で切り離し畔や堤の補修に回す。抜きながら補修しながらと一貫性のない作業なので進行状態も芳しくは無いのである。

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 この作業中に「なんだこれ?」と水藻の中から拾い上げたら卵だった。鶏卵と少々異なり楕円が小さい。鶏卵を投げ込む馬鹿がいるとも思わないが、石や枝、竹など投げ込む輩がいるから信頼性は薄いけれど、産み落としたと考えるのも早計過ぎようか。結局は「謎の卵」となった。
 「帰宅して生卵でも飲みなさい!」と言う謎かけかもしれんかったが生卵より梅炭酸が飲みたい。悪童の頃、近所の飲み屋兼食堂の裏で卵を拾った事があって、割った途端に悪臭に囲まれた。「途端の苦しみ」の初体験であったわい。

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