トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「クロスジギンヤンマ?の産卵」

2021-07-31 | 小父のお隣さん
 「またシオカラトンボのいじめっ子!」とホントに縄張りを主張するだけで協調の「き」の字も名前にも無いトンボであるシオカラトンボがいつものように追い立てていた温水田。良く見るとヤンマ型のトンボをいじめている。最初はヤブヤンマと思ってみていたのだがヤブヤンマは水面の藻の中には産卵しない。どうもクロスジギンヤンマの様なのだ。

            

 7月にもなるとクロスジギンヤンマの姿を見る事は大きく減った。カレンダーでは8月までは出現期とあるけれど夏の盛りにクロスジギンヤンマを見る事はほとんどないと言って良い。写真のトンボがヤブヤンマでなくクロスジギンヤンマなら1カ月以上のご無沙汰なのだった。今回は道路上からの撮影で、時折シオカラトンボがアタックするけれど小生は我慢辛抱無の境地で立ち禅を続けて撮影の機会を得たのだった。
 まあ、越後人の系譜にある小生としては半年余りの冬ごもりを繰り返して社会に出た訳なのでトンボを見ながら無の境地はいささかも無理はない。既に姥捨て山の住人であれば「捨ていホーム」でもあって立ち尽くすしか用はないのだった。

    

 一茶だったかの句にあるトンボ撮り今日はどこまで立てるやら、イチゴサッテモウシタモウシタ。

泥水池、やっと見つけた漏水孔

2021-07-31 | 水辺環境の保全
 泥水池3が満水にならず水位も低いままなのでオーバーフローせず泥水池4は干あがり寸前で小さな泥水池5は干あがってしまったいる。泥水池2のオーナーフロー部からは水が流れ出ているから、そこ以降の場所で漏水があるのは明白なのだったが、ざっと見渡しても判明しないままだったのだ。

 今回たまたま泥水池2から3への継水路を踏み越えた時に水面の波紋が不自然だったからしゃがんで観察したら流入部が見える。この場所は度々漏水する言わば「漏水の巣窟」みたいな範囲なので「またか!」の思いであった。スコップを道具小屋まで取りに行き護岸丸太をこじて外す。外した窪みに水がどっと入ってしまい漏水孔が見えなくなった。指先で丸太を除いた窪みを探ったらピンポン玉ほどの穴があったのだ。
 今までだと、ここからの漏水は泥水池4へ流出していたのだが、今回の流出先は見えない。恐らく泥水池からの放流路へ直接流出しているに違いない。この継水路の反対側は処置できない漏水部があって、結局は水域に出来ず陸部にしているのだ。想像ではあるけれどこの経路不明の地下水路に繋がっているのが推測される。

 ともかく漏水部を潰して護岸丸太を復旧した。一昼夜経てば泥水池3が満水となり4へ落水が始まり減水していた泥水池4も5も溜まっている。これで何とか一安心である。

      赤矢印に漏水部  ➡   潰した  ➡   復旧整復