トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「みんなのお顔も真っ赤ッか」

2021-07-17 | 小父のお隣さん
 恐らく梅雨明けだろう。先一週間は晴れマークが並んじまった。作業中、腰の飲料水が無くなり車まで予備のボトルを取りに戻ったらS先生とSさんが見えていた。既に11時過ぎで作業も峠を越していたから休憩かねてトンボの話題。

 上の池で「コシアキトンボ」が飛翔していたとの事で帰宅前に撮影しなくてはと思いつつの立ち話。駐車場の空間をヤンマ型のトンボが時折通り過ぎていく。当然小生は「ヤンマ型」程度としか分からないのだがS先生は「コオニヤンマ」「オニヤンマ」と次々と判定する。複眼の色すら識別しての判定だ。何でそうなるの!。

 結局、今日は小生が同時に見た二種のほかに前述のコシアキトンボ、ミルンヤンマ、既に発生確認していたネキトンボの交尾体、完熟したショウジョウトンボなどの飛翔があった事を知る。帰宅前に水域を一周したがコシアキトンボは見れなかった。仕方が無いから梅雨明け夏日で真っ赤っかになったショウジョウトンボを1枚。

 この日、思い知ったのは通常飛翔している種以外は視認できても判定できず見逃している事実だ。寂しい限りでもあるが「おいらはトンボ守りではない」のも偽らざる事実で「守りもされない、守りもしない」のが姥捨て山なのである。

          

             

上の池、泥浚い

2021-07-17 | 水辺環境の保全
 「大池の底,一掻き」したところで効果満点なんて事は無いものの「行わないよりまし」なのである。前日にようやく倒木を使い護岸木を敷設できたから泥浚いに入れたようなものでもある。主だったMさんは高齢で家族から外出禁止を喰らったとかで昨季からは出て来れず、結局小生が受け継いだ形になっている。Mさんのグループの活動範囲なのだが手入する意思はどなたも無いからしょうがなく、上流部を荒廃させれば下流域の水域はもろにあおりを受けてしまう。

 そんなことでMさんが活動していた頃から「上下一体ですから…」と不足を補っていたものの昨季からは「不足分」どころが「全面的」なのである。この日はとりあえず長柄のジョレンで護岸木を敷設した池の部分だけの泥浚いである。Mさんの設えは粗朶を敷いた護岸だったので朽ちて沈んでしまった。新しい粗朶敷きでも泥上げすれば隙間から池に戻ってしまい効果など無かった無駄骨である。ようやくしっかりと泥を留められる設えが出来たけれど、池の周囲の二辺は全く手つかずだ。

 長柄のジョレンで届く範囲を浚うのだが、いっぱいに伸ばすと効きが悪くなり、そこで柄の端を肩にかけてジョレン部を底に押し込み引き寄せる作業が必要なのだがシャツ一枚の肩はそれだけで赤くなりしばらく痛いのが続く。泣き言を言っても助けにはならず要は泥浚いをすることが必要なだけ。
 さて、ジョレンで作業を行って明らかなのは沈泥路に近い部分ほど堆積土が多く浅かったという事で、これはまあ、「当たり前田のクラッカー」なのであるものの、流入部に沈泥機能を持たせた構造を作ることで池の環境悪化は微力でも抑えられるはずでまあ、それも泥浚いを続けている間だけの話なのだが…。

 この作業をしている時におチビちゃんを連れたママさんたちがやってきた。言わずと知れた吐水口での水遊びをするためである。小生は見つけたサワガニやヤゴ、ミミズをおチビちゃん達に提供したら母子ともども楽しんでいる歓声が続いた。ついでに沈泥部から離れたところの泥をジョレンで三回ほど浚い取って道路に上げる。シルト状の微粒子で「スベスベー!」「泥パックウ!」とか言ってママさんたちの方が姦しかった。
 護岸木を敷いた部分で出来る泥浚いは終わり、次は馬鹿長靴で身を包み葦抜きのため池に入らなければならない。これは一日半程度の作業になるだろう。

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