トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マユタテ、マルタン、アジアイトトンボ?」

2021-07-05 | 小父のお隣さん
 雨続きで6日ぶりのフイールドである。いの一番は当然のごとく「断水してはいないか⁉」と「漏水部は現れてはいないか⁉」に尽きるのだが有難い事に両方ともヒットだった。雨上がりの真夏日で湿度が高くて下着まで濡れた。
 それでもまだ神仏のご加護はあるようでマユタテアカネの初見、これは1個体だけでなく水域全体で姿を見たから発生してから数日は経過しているだろう。
   

 棚田部の上でトンボを狩ったヤンマ型が温水田のカサスゲの向こう側に降りた。採餌行動中は比較的飛び立たないから撮影には絶好の機会なのに、ああそれなのにそれなのに接近しつつ姿を認めないうちにシオカラトンボのアタックで舞い上がってしまった。既に体色は茶色と言うか赤銅色で翅も色付きだったから間違いなくマルタンヤンマの初見だろう。ヤブヤンマも図鑑で確認すると体色に茶色が見えるが、今回の個体は全体が茶色に見えたからマルタンとした。
 既に発生していると思われるヤブヤンマは夜間採集の折りに確認した小池を連日チェックしているものの抜け殻はまだ見ていない。どこに消えたのか。

 もう一種は体長30mm程度の弱弱しいイトトンボだ。泥水池周囲で時折見られる種なのだが自分ではアジアイトトンボではないかと推定している。確定はS先生にお願いするしかない。
     

四肢奮迅、奮闘努力の甲斐あって・・・

2021-07-05 | 今日は真面目に
 将棋倒しの二本と押し込まれ傾斜木となり下側のスギに掛かった一本の処理が三日間をかけて片付いた。三日目は傾斜木となりスギに掛かった一本の処理に充てる。作業の中でこれが最大の危険個所、リスクの大きい作業なのだ。

 掛かったスギから離し下側のコナラに再度掛からないよう横引きで張力を掛け伐採したが立ち木に阻まれ動かせる範囲が不足し落ちなかった。

 切株に乗ったままでは動きが取れない。木元を曳き切株から外した。

 ➡  再度、横方向に牽引し掛かったスギの枝より落下させたが、更に下側のコナラに掛かって地上には落ちなかった。縦方向に引く支点が無いので禁忌の「本玉切り」を3回実施し長さを詰め斜面上方向に曳ける距離を生みだした。それにより先端部の掛かりを外すことが出来て地上に横たえられた。

 作業前 ➡  三日目にして倒木と掛かり木の処理が無事終了した。久しぶりの大仕事であった。

 玉切りした倒木は大池の護岸木として設えるつもりなので林道へ落とした。大池までの曳き馬を0.3馬力で行わなければならない。歯も失い足腰も弱った曳き馬だが曳かねば設えが出来ないので、これはもう脅迫に近いのだが全ては自分で決めた事・・・。
 思い返してみれば自らに鞭打って、まるで嗜虐的みたいな者のまあ、四肢粉塵とならずにワッパカになったのは山神様のお計らいであろうぞ。