トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カラスウリの開花

2021-07-27 | 感じるままの回り道
 先日、黄昏飛行を見に行った付近にカラスウリの蕾がいくつか見えたので散策・飛行待ちの間に撮影してみた。カラスウリの花は「一度は見たい」花で、その昔、ダリアの根茎のような根っこを掘り出し庭に移植した事があったのだがどれも定着せず失敗だった。
 フイールドの開花は出かけたことはあるのだが20時くらいになっても花が展開せず、これも不首尾のままだったのである。ところが今回は偶然ではあるけれどテッシュを丸めたような段階から開花した段階まで見る事が出来たのだ。しかしながらレース状の花は周りの葉などに触れ綺麗に開花できない物ばかりで少々落胆する。
 それでも時折立ち寄っては開花を楽しむ時間となったのだった。

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突端台地、バタフライ・フイールド

2021-07-27 | 蝶の食草園
 普通は「バタフライガーデン」とでも呼ぶのだろうが突端台地の小さな区画は「バタフライガーデン」と呼ぶにはいささか躊躇がある。趣旨から言って多くのチョウを集める目的でも無く、植物はフジバカマで「アサギマダラ」を誘蝶するのだ。それだけでは貧しい環境にも思えたからオミナエシやノアザミも種子繁殖させ定植し庭にあったオイランソウも移植した。
 オイランソウは昔日の頃、至る所で開花していた高生種が欲しかったのだが、昨今は矮性種ばかりになってみずぼらしく見える。名前も「フロックス」とかが通用してオイランソウでは差別的なのであろうか。背丈を越え長く咲き誇る高生種オイランソウは憧れの花で、今でも一株欲しい花卉である。

 脱線は止して区画の話に戻せば、この区画をどう呼ぶかは迷うところだった。「ガーデン」とは肌が合わず「フイールド」とするには小さく、和英辞典で探すと「patch」:小さな土地、その作物、が相応しく思えたものの伝わらない単語表現だし…。結局は台地の野草植生も含め「バタフライ・フイールド」としたのだ。

 真夏日が続きお湿りも無いから、今期定植したばかりの苗は根が暑さに負けそうに思え、使えなかったモミガラをマルチ代わりに撒いてみたものの「焼け石に水」の有様だった。それに野草が勢力を盛り返し一部では埋もれているから急遽草取りをした。
 草削りで削り取った野草はそのまま敷き草として扱ったものの必要な量が無い。ここで浮かんだのは昨季の落ち葉プールの名残りの堆肥で熟成はしては無いけれどマルチには使える。これを運んで敷き詰め、その上に刈り取ったカサスゲを稲藁代わりに敷けば「完璧」なマルチになりそうだ。まだまだ木久扇師匠には負けない頭脳明晰が残っている。