上の池の漏水孔を潰しただけで「ご帰宅モード」だったのだが水見回り中にマルタンヤンマ、マユタテアカネ、アジアイトトンボ?の3種を見たことで、既に出現しているはずのハグロトンボを「確認する」と自らを騙して水源地まで遡上した。いつもは尾根越えの山道を通るのだけれど、今回はカワトンボに出会う確率を高めるために往復とも水系に沿っての移動である。結果は惨敗であった。
水源地、集水路は増水の結果、流路が変って取水升を反れてしまっていた。この原因となっているのが取水路に沿って設えた他グループの取水升で、あろうことか堰き止めたり分岐水路で呼び込んだりと勝手し放題、結果として増水すると流路方向が反れるのだった。降雨後断水の補修に行った折りに二度ほど出合った事があって「水流浸食の助けも借りながら河床保全作業中なのに妨害行為の信義則の無さ」を言ったのだが「水を取って何が悪い」と言う感覚でしかなく話にならなかった。普通であれば一言くらいは自ら問うてくるだろうし作業範囲以外なら障害になる事も無いのだ。「手間をかけず安定して容易な場所」で選んでいるので相手にしても無理なのである。因みにこの二者、かの環境破壊教育の関係者で、こういうところにも活動の傾向が窺がえる。
それはともかくとして、取水路の復旧を済ませ取水升を埋めた土砂を取り除き、取水升内の砂泥を浚って一件落着。これだけで送水量が復活するものでも無いのだが、まずは水源地流路を整えて取水升内に水が入るのが先決、それでも送水量が復活しなければ送水管内の砂泥を抜かなければならない。
増水して流路が変った結果、底抜けした段差工の枠内を玉石で埋めたのが春頃だったか。その上を増水流が流れて土砂で玉石の隙間を満たしてくれた。「捨てる神あれば拾う神あり」で「人生、塞翁が馬」でもあったのだ。
しかしこの結果、最終段の段差が大きく、もう一段を加えて洗堀防止を図らなければならないのが明瞭になってしまった。あーあ、線路は続くよいつまでも…。
とは言うものの、水路復旧中にカジカガエルを確認し撮影しようとしたのだが素早くて逃げられた。ここで視認できたのは何年ぶりだろうか。手入れに訪れなければ発見する事も無い種だ。



しかしこの結果、最終段の段差が大きく、もう一段を加えて洗堀防止を図らなければならないのが明瞭になってしまった。あーあ、線路は続くよいつまでも…。
とは言うものの、水路復旧中にカジカガエルを確認し撮影しようとしたのだが素早くて逃げられた。ここで視認できたのは何年ぶりだろうか。手入れに訪れなければ発見する事も無い種だ。