トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イースターエッグの試作 5

2023-09-04 | 何よりの楽しみ

 ➡  この日も狐日和でもあり猫の目天気だ。晴れ間も見えるけれどすぐに大降りになる。「止み間もあるから…」と退屈しのぎに先日張り合わせ乾燥するのを待っていた桐材を加工する事にしたのだ。長さ450mmの材は2個取り切断でエッグ5個を削り出せたのだが1個づつの加工では「何個取れるか?」実寸法で製図してみた。「ぎりぎり4個取れそう…」と予想していたのだが4個取りの切断寸法だと保持するチャックの爪ギリギリまで攻めねばならず危険なのでやむなく3個取りにしたのだ。材の無駄が多くなるが作業は早く安全になるので仕方がない。

 「削り出しはこれでお終い!」として卵形の理想シルエットを原寸大デッサンしして短径と長径を決めたのだがいざ削り出してみると原寸大デッサンに合わせると変に長い卵形に見えてしまうのだった。製図と切削加工中の材の寸法を測りなおしても間違ってはおらず「何か変だった」のだけれど理由は分からないまま長径を2割ほど詰めたら感覚的にはOKにみえた。今回は丁寧に理想な卵形を心掛けたのだけれど卵型と言うより「干し柿型」になったようにも見える。やはりゲージを作って合わせねばならないのだろう。こうなると前言撤回で確認したくなる。すでに病膏肓に入る状態になった。

 「何かに使えるかも」とストックしてあった角材の材質が綺麗だし軽そうなのでついでに試作したのだがMサイズの卵形程度にしかならない。冷蔵庫のSサイズの生卵を見本に削ってみたのだがこの実物が想起する卵型とはやや異なる局面で長径の左右がほぼ同じカーブに見えるので参考にはならなかった。1材3個取りし別材でほぼ鶏卵の実物大と実物を置いて撮影してみた。削り出した作品は卵型と言うより「干し柿型」に見えるしドングリ形にも見えて来る。これは悔しい。こうなると捲土重来しかないか・・・。長径と短径の黄金比がありそうに思っているのだがホントいつもの迷宮に入ってしまった。こうなると祝着至極、いいえ執着地獄だわい!。