この日、未明から降ったり止んだりで「雷注意報」も発令中なので「出かけても濡れているし・・・」とお山詣では取りやめたものの「狐日和」で「猫の目天気」では落ち着かない。空模様を眺めつつ視線を下に向けたら先日の加工で「小さめかぁ…」と使わなかったヤナギ材が目に入った。まあ、手慰みかつ暇つぶしにイースターエッグに加工する事にした。
薪状の材の端面に円を描きはみ出た部分を鉈で切り裂き大まかな円柱にする。今回は1個取りなので材は短くしたのだが軟材でもあり粗削りの時点では両端を支えないと加工中に顔面直撃の恐れもあるから丁寧な切削を心掛ける。心掛けたのはそれだけでなく理想の卵型になるように「ふっくら」と見える曲面にしたかったのだが上手くいったのは最初だけで続く4個は幾分だらしない。卵形が崩れて長めになると卵形と言うより「ドングリ形」に見えて来る。「修正するには長径を詰めれば良い」と思いつつ、既にその時は中心軸は5φ程度に細まっているので切削は危ない。結局は無修正で、こういう状態は「アダルト加工」と言うのか言わないのか小生は知らない。
今回、残材で5個を加えたが別に桐材を二枚合わせで接着中の材がある。これは450mmあるので4個、ギリギリを攻めれば5個は取れそうなのだが5個取りとすると90mmに切り分ける事になる「加工できるかできないか」のギリギリ寸法だから原寸大の製図で加工をシュミレーションして見なくてはならないだろう。もうすでに「止められない止まらない病」のドツボに落ちている。