トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イースターエッグの試作 11

2023-09-26 | 何よりの楽しみ

 久しぶりの工作だったからなのか暑さの作業を厭うてなのかまあ、台風の影響で天候不順も幸いし工作の時間が突然と増えてしまった事に加え作業しながら妄想が現われるゆえに材を変えながらスッタモンダで今日に至ってしまった。とりあえず一件落着として塗装まで済ませてみたものの気に入らない箇所が多すぎる。砥の粉で目止めを施しパテで傷を埋め表面を滑らかにしてからアクリル絵の具を塗付したものの全てサンドペーパーで削り取り木の素肌を出したのだ。

 というのも下地塗装はしたもののパテの処理部が明らかに見えている。それを防ぐために数回の塗り重ねも行ったのだが透けて見えるのだった。この事実が気に食わず手間暇かけて塗装した塗料を全て取り除き更に傷の部分までをサンドペーパーで削り美人肌に作り替えた。台風の影響下でフイールドには行かない3日間を要しての作業になった。結果としてすべてでは無いもののパテで埋めた部分は消去されお尻の部分の気に喰わない曲面も修正してようやく解放されたのだった。

 これと前後して試みとして荏胡麻油でオイルフェニッシュしてみたものの桐材もヤナギ材も汚らし気に見えるだけであり塗装からは排除しなければならないのが明白だった。写真右下の部分の薄茶に見える卵形がオイル仕上げの物である。次の作業は改めての下地塗りなのだけれど手塗りにしようかガンスプレーを使い綺麗に仕上げようか迷う処となった。まあ、出品までは5カ月あるから急ぐ事でも無いのだが悪い事に更なる妄想が出現したのである。それは「卵の尻側にナットを埋め込み起き上がり子法師に仕立ててみるか⁉」と言う事であり、そうすればまた別の遊び方が考えられよう。

 そうなってしまうと「新たに削り出そうか現在の物を掘り抜こうか⁉」の選択が出て来る。既存品で試作するとなると全て手作業で刳り抜くしかなく新たに削り出すのなら重りを埋め込む穴はドリルで開けられる。「んーっ!」と少々悩ましくなってきた。かくして粉塵まみれのきな粉餅状態、執着地獄は続きそうなのであった。