歌い出しが表題のような感じのポップスは誰の歌だったのかバンドで歌っていたような記憶もするけれどもう朧で写真のアオスジアゲハの様にボロボロになってしまった。ボロボロと言えばアオスジアゲハが長らく止まっている自転車のサドルも風化して表面樹脂は千切れている。どうしてこんな場所で休息しているのか不明だが庭の「夏草や若きみぎりの夢の跡」たる茫茫の上をもう一頭のアオスジアゲハが舞っていた。ここで「ぴん!」ときたのだ「そうだ!京都に行こう」ではなくて「ホトトギスに産卵に来ている」のだろうと。
夏草に埋もれつつも何本かのホトトギスは茎葉を見せているから間違いないだろう。何時も思うけれど自宅のホトトギスには産卵し幼虫は育つけれどフイールドでの幼虫は殆ど観る事が無い。ホトトギスは林道わきの湿った薄い土溜まりや擁壁の苔の中に多々生えているものの探してもまず不発に終わる。アゲハ類の食草にコクサギ・キハダ・ユズなども植栽したもののキハダへの産卵行動は樹冠部で散見したけれどコクサギでの繁殖は実績ゼロなのである。S先生にお尋ねすると「他に食草は多々ありますから…」というものであった。市街地の方が食草や食が少なく点在している結果、其処に集中するのだろうと言うお話だった。それで納得なのだが指はくわえてしまうのが実感。そこで妄想が湧く「自宅の庭でコクサギを植えて確認!」やるかやらないか、それが問題だ。幸先良くても竜頭蛇尾先行きがなあ・・・。