トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林床のネザサとヌスビトハギ刈り

2023-09-02 | 今日は真面目に

 キッチンの移設で通り道の林床を眺めるとネザサとヌスビトハギが繁茂してきている。一見すればネザサはシュートと分結株で我が世の夏状態、ヌスビトハギはほぼ密集し騒乱デモ状態だ。このまま種子を散布する事になれば来期は更に一層の繁茂お約束となってしまう。そこで刈り払い機で一掃する事にしたのだが「坊主刈り」はしない。今回、地際から刈るのはネザサとヌスビトハギなどのヒッツキムシ系だけである。林床の場合当然直射光は少ないから植生の豊かさは無いものの育ってほしくない植生は席巻し易い。

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 気温33℃では35℃に比べればいくらか穏やかだけれど作業を開始すれば汗だくは瞬く間であった。斜面と不整地での作業なのでスパイク付きの地下足袋にゲートルを巻き足ごしらえをする。やはり長靴より数段作業勝手がよろしい。それで刈ってしまうのだから暑さが無ければ快適なのであるが盛期の抑制刈り取りは休むわけにはいくまい。拠点登り口のタンポポ原っぱに連なる林床とツバキ林の林床を刈り払って燃料切れだった。残りの林床は拠点斜面だが使った刈り払い機が非力で使いたくない。新しい機種はあるけれどアクセルレバーの位置が悪く親指が痛くなる。どう緩めようと角度の調整が出来ないので使わなかったのだが次回からは使わねばならないだろう。指をかばうと肩にまで負担が移る。嫌だなあと思いつつの作業になる。こう言う操作性の悪い人間工学に基づかないデザイン重視の商品があるとは思わなかった。

 ネザサ刈りついでにササユリのカモフラージュにネザサを刈らずいた場所を確認に行った。さすがに太腿のあたりまでネザサが伸びている。既に種子を付けているはずだからと探したのだが見つからない。生えていたあたりの地面がラーメンの丼程度窪んでいた。ヌスビトハギは地際から刈り取れてもヌスビトは刈り取れないのが現実である。歯ぎしりやむなし。