トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**新涼の頃

2023-09-22 | 感じるままの回り道

          夜半の月畳を射れば脚延ばし足は月見に我は傾聴

          枯尾花猛暑に耐えて蒼々と枯れる気も無し今盛りなり

          鳥の音は消えて谷間は蝉しぐれトンボ踊るや音符のごく

          風立ちぬ稲穂そよげばウスバキは風に向かいてスクラムを組む

          待ちかねてアオマツムシは歌い出す夕焼け小焼け望む庭木で

          コオロギは哀しく鳴かぬ今宵また涼し涼しと休むことなく