泥水池1の植生調整を半分ほどまで済ませエネルギー切れで陸に上がったのだがほどなくしてヤンマ型の飛翔があった。日陰になっている法面のあたりを周回往復するので「産卵体!」と思ったのだがシオカラトンボがアタック掛け通しで降りてくれない。しかし飛翔する翅の色合いが薄茶でマルタンヤンマでは無いのは明白だったけれどオニヤンマとも思えず「ヤブヤンマだろう」と観ていたのだ。
ところがこのヤンマ、威之志士様の跋扈蹂躙によって崩され倒されたイヌビワの茎にぶら下がったのである。もう「えっ!えっ⁉」と思うばかりであった。「ぶら下がりはオニヤンマの十八番ではないか?」オニヤンマにしては翅は薄茶に染まっているし、そもそもオニヤンマの産卵体はこんな環境を好まない。結局はモヤモヤしつつの帰宅であった。小生は「虫屋」でも無いし愛好家でも無し、撮影したくて立ち寄っている訳でも無くたまたまの通りすがりに目にしたのを写して来ただけなので幅も深みも育たないのであるがやはり何時もとは異なる事柄は無視でき難い。とは言えそこは低年金高齢者であるがゆえに近い記憶はすぐ忘れる。短期記憶は定着し難いのであるから持って3分かあ。まああの、別のぶら下がりの小用はもう少し持つのだがみんな短くなったわい。