林道横の擁壁にある水抜き穴、この穴からエノキが生えているのだが伸びるたびに切り取られ大きくなれない。まあ、大きく育つ環境ではないものの昨年から切られずにいたので越冬幼虫から成虫になるまでを見せてくれた。夏の間までポチポチと幼虫の姿があったのだが今夏の余りにも猛暑ぶりに観る事も減っていた。それも9月に入るとチェックが復活し時折は「こんにちは!」とまでは言わないものの姿を探す。
既に脱皮して成虫になっているはずであろう個体の終齢までは見たのだが蛹の状態は見損なってしまった。終齢幼虫の次は脱皮殻の状態である。蛹は葉の色に似て判別し難いけれど脱皮殻は白色で目立つ。目立っても既に生命体では無いし捕食者もいないだろうからバカボンパパの言い草を真似れば「それでいいのだ!」。「昆虫スコイぜ!」の本家のご隠居が鬼籍に入ったが本家本元は恩讐を越え傾奇者らしく復活して欲しいものだ。番組のファンは傾奇中身があってこそのファンなのであり替わりは無い。反面教師としてもよゐこの教材になるのに早い話、業界の「大人の事情」か…。猫八に言わせれば「馬鹿だねぇー」だねぇー。家の外壁で風雨に晒されているジャコウアゲハの脱皮殻は風化もせず何年もその姿を留めたままだ。アカボシゴマダラの脱皮殻も風化し難いのだろうと推測するけれどくっ付き場所が葉では秋には落葉するから埋もれ消えるのだろうなあ。
早い話、打ち切りになった番組も脱皮殻みたいなもんだと小生は思って見たけれど一所懸命では傾奇者にはなれん。一緒賢明でなくては・・・。