トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池1の植生調整

2023-09-23 | 水辺環境の保全

 晩夏と言うべきか初秋と言うべきかそれはともかくここにきて夏草の繁茂成長が著しい。一日二日見ないでいると一層鬱蒼としてきたのが見えてしまう。そんな事で自宅の周りもお化け屋敷状態で「草抜きしなければ…」と思いつつ帰宅すれば暑さの盛りだしフイールドをお休み日は天候不順でもう足の置き場も無い。お隣さんなど迷惑この上ないのだろうなあ。

 さてそれはともかくフイールドの水域も水面が縮小してしまったように草勢に席巻されている。席巻して来る草本も同じではなく設えた当初は葦やコナギが大勢を占めていた。これらを抜去除草の繰り返しで衰退には至ったけれど最近の優勢種はチゴザサなどのいわゆる水田雑草と言われるイネ科の草本なのである。水域の葦は場所によっては根絶させず環境的植生として残してあるけれど現在「我が世の夏」を謳歌しているチゴザサともう一種のイネ科、これは名前が判らず花穂が上がるのを待ってからS先生に判断してもらう心算なのだが、この草勢もすさまじく一株で2m以上もランナーを伸ばして水面を覆ってしまう。とは言えその株を抜去してしまえば水面は大きく開くのだから楽と言えば楽だけれど葉縁が細かい鋸状で触れる場合は素肌を出せない。油断すると赤い筋が皮膚に出来てヒリヒリと痛痒くなる。

 それはともかく泥水池1はチゴザサ主体なので厄介さが異なる。こちらも「夜這い草」と言われるほどランナーを伸ばして侵蝕して来るのだが節々で直ぐに発根定着するから抜去に手間がかかる。何よりもすぐ千切れてしまうのだ。そんな事から水域の席巻王者として現在は絶惨席巻中なのである。範囲も広いしと三本鍬で引き抜くつもりであったものの刃の間をすり抜ける株も多くて最終的には手抜きで対処せざるを得なくなったのはいつも通りの「お約束」である。

 「お約束」はそれだけでなく汗と泥水でヨレヨレになった衣装とご尊顔、まあ、人の来ない残暑のフイールドでは気にする事も無いのだが泥汚れは洗濯機で一緒に洗えない。白物が薄汚れてしまうのである。既に白いシャツなどは着る機会も無いけれどタオルや肌着には白物がある。二度洗いは面倒だから色物に混ぜ込んで洗うけれど薄色の物は時折は漂泊しないと雑巾色に染まる。