トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「単独打空産卵してた種は⁉」

2023-09-05 | 小父のお隣さん

 水見回り中、第二トンボ池の南側でホバリングしていたトンボがいた。地味な体色だからメスだとすぐに分かったけれど種が不明なのだ。草むらの上をホバリングしながら腹部末節当りをクイクイと下側に曲げている。これを見て「打空産卵」と見当がついたのだが自宅で「単独打空産卵種」を捜したけれどヒットしなかった。飛翔中の撮影だし小生のタフカメラは「タフカメラ総身に知恵が廻りかね!」と定評がある訳だしブレ写真ばかりになった。それでもS先生なら判断できるだろう。

 ネットの頁の中に「アカネ属にはいくつかの産卵形態を使う種も多い」とあって読んでみたものの連結産卵種だったりして「単独打空産卵」を標榜している種には辿りつけなかった。「産卵では無かったのか?」という疑問もあるものの、腹部末端のリズミカルな動きはいくら耄碌していたとしてもイクラとトンボの卵は間違えるはずも無い。主題は卵ではなく産卵形態なのだが直ぐに脱線してしまう性向は若き頃から脱毛していた延長線上なのでしょうも無いのである。第一、線と毛は似て否なるものであるけれど似ている事は間違いない・・・。

     


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「スズバチだって…」

2023-09-05 | 小父のお隣さん

 スズムシも鳴いていようかという今日この頃、フイールドのアジサイの刈込中にゴルフボールよりは大きく60φ近くあっただろうか泥で作られた球体を見つけた。大方ドロバチの仲間だろうと思ってその茎だけは残しS先生に尋ねれば判明するだろうからと作業を続けていたところに来場された。

 通過する前に停車してもらい丸い泥のボールを見ていただいたのだが「スズバチ」との事だった。棲息している全ての昆虫の姿形が思い浮かぶ訳もなく名前だって初耳なのである。見当をつけていたように「ドロバチ科」だけは正しかったもののハチの姿など想起できるわけもなく帰宅して図鑑を開いたのであった。まあ、そうしなくともスマホで簡単に検索できるのは承知だけれど気が進まない。やはり紙媒体が性に合う。

 先般、購読していた新聞の夕刊が紙媒体からスマホやPC閲覧に変更になった。時世や経営を考慮すれば納得できる変更ではあるもののやはり紙媒体とモニター越しの閲覧では勝手が異なるし紙媒体の良さは消えている。デジタル版は一度も見ることなく1カ月後に購読を解約した。事実上の「値上がり」と思えたし年間4万円近くを支払う価値も無い様に思えるようにもなったのだ。

 それはともかく何時もの脱線・無駄話はこれくらいに話を戻すとドロバチの巣の様子は単純な球体でもなさそうなのである。写真で垣間見えるように層になっている様子もあり出入り口だろうか穴も幾つか見える。親蜂は現れなかったのだが巣の構築も産卵も終わったのかどうかまでは判らなかった。