トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

手抜きのつもりが手抜きになった

2023-09-11 | 水辺環境の保全

 水域に侵出している草本の処理をせねばならない規模になった。山域の植生調整はひとまず置いといて泥水池の水域保全に入る。水が滲みる長靴は新品にするつもりだったけれどホームセンターには無いメーカー品なので都合がつかなかった。意を決してそのまま作業したもののやはり気持ちが悪い。長靴の中は浸入した泥水で不快この上ないのだった。この日の気温は33℃ほどだったので猛暑日とは言えないけれど抜根作業は体力勝負で直ぐに敗退したのだった。気力が萎えて来ると身体能力も退廃していくのだろう。

 作業予定は泥水池4,5と沈泥地の予定だったけれど泥水池4と5だけで嫌気がさして撤退した。体勢として少しは楽になるので4本鍬を打ち込み摺動させ抜根する作業だったのだがほどなくしてクワ本体が柄から脱落してしまった。畑跡地で朽ちた物を拾い刃先を揃え廃品になっていた古いクワの柄を取り付け再生した4本鍬なので柄の太さが固定金具と合わず結局は使い過ぎるとバラけてしまうのだ。ここは思い切って新品の柄を取り付けなければならない。代わりに3本鍬で打ち込み摺動させ抜根を始めたのだが刃先が平先なので打ち込み難いし刃の長さも短く、これはこれで使い勝手が悪くて結局は道具を捨て手抜き作業になってしまった。

 まあ、道具を使えばてこの原理を応用できるので抜根も楽なのだがどうしても抜き漏れが出てしまう。こうなると手抜きに頼るほかなく「手抜きするつもりで道具を用意したものの道具側が手抜き」だった結果は四つ這いになって抜根作業となった。これでもううんざり・・・。明日回しである。


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「メドハギに産卵」

2023-09-11 | 小父のお隣さん

 キタキチョウの食草・植樹はネムノキやメドハギと書いてあるもののネムノキへの産卵は上を見上げる事になる結果、ほとんど見たことが無い。メドハギについては小生そのものが知らなかったという事も相まってキタキチョウの産卵も見たことが無かったのである。だからと言って「見た!」からどうと言う事でも無いのだがまあ、そこは里山の賑わいなのである。そんな事で昨秋、探して採種しておいた種子を直播きしたのだがほとんど発芽せず発芽した数本も生育が著しく悪く「結局は丹兵衛どん」となってしまい仕方なく残った3本をポットに上げ家で養成してから定植したのだが9月での背丈は20cm程度である。

 それに引き換えS先生が同時期に自宅で播種した株は50cmを越え立派な成株になっていた。それを譲り受け小生の養生株と共に昨季の「イヌガラシの夢の跡」に定植したのが活着している。水見回りの途中にコースなので様子見に立ち寄ったらキタキチョウが3頭群れている。見るともなく見ていると止まっては腹部先端を曲げて葉に擦り付けているではないか。間違いなく産卵しているのだった。この時期の産卵は蛹での越冬体なのか成虫での越冬体になるのかの承知はないものの、とにもかくにも産卵は見たので遅ればせながら「繁殖種」であることを確認できたのだった。