水域に侵出している草本の処理をせねばならない規模になった。山域の植生調整はひとまず置いといて泥水池の水域保全に入る。水が滲みる長靴は新品にするつもりだったけれどホームセンターには無いメーカー品なので都合がつかなかった。意を決してそのまま作業したもののやはり気持ちが悪い。長靴の中は浸入した泥水で不快この上ないのだった。この日の気温は33℃ほどだったので猛暑日とは言えないけれど抜根作業は体力勝負で直ぐに敗退したのだった。気力が萎えて来ると身体能力も退廃していくのだろう。
作業予定は泥水池4,5と沈泥地の予定だったけれど泥水池4と5だけで嫌気がさして撤退した。体勢として少しは楽になるので4本鍬を打ち込み摺動させ抜根する作業だったのだがほどなくしてクワ本体が柄から脱落してしまった。畑跡地で朽ちた物を拾い刃先を揃え廃品になっていた古いクワの柄を取り付け再生した4本鍬なので柄の太さが固定金具と合わず結局は使い過ぎるとバラけてしまうのだ。ここは思い切って新品の柄を取り付けなければならない。代わりに3本鍬で打ち込み摺動させ抜根を始めたのだが刃先が平先なので打ち込み難いし刃の長さも短く、これはこれで使い勝手が悪くて結局は道具を捨て手抜き作業になってしまった。
まあ、道具を使えばてこの原理を応用できるので抜根も楽なのだがどうしても抜き漏れが出てしまう。こうなると手抜きに頼るほかなく「手抜きするつもりで道具を用意したものの道具側が手抜き」だった結果は四つ這いになって抜根作業となった。これでもううんざり・・・。明日回しである。