トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

巣立って見ても

2015-05-25 | 小父のお隣さん
 フイールド駐車場に雀の雛がいた。近寄れば遠ざかるが飛び立とうとはせず、静止して見ていれば桑の実をついばんでいたりする。親鳥が気づいて警戒音を出すと動きを止める。あまりストレスを与えてもと思い離れれば雛の近くに降りてくる。人家からは遠い場所で、どんなところで営巣したのか気になる親子だった。
 巣立ちの頃が一番危険だといわれるけれど、今日の雛の様子を目の当たりにすると赤信号そのままの状況である。
      桑の実をついばむ        警戒音で身動きなし

生存限界

2015-05-24 | 小父のお隣さん
 毎度の事なのだが庭のウマノスズクサが食べつくされようとしている。まだ茎があるから1両日は大丈夫だろうが直ぐに食糧枯渇・難民となって放浪餓死が迫ってきた。10数本芽生えているウマノスズクサであるが幼虫の発生期は再萌芽のたびに食べつくされる。小さな庭の範囲では養いきれないからフイールドに引っ越しさせるのだけれど、どういうわけかフイールドのウマノスズクサには産卵しない。S大先生によれば「オオバウマノスズクサ」に産卵しているのだろうとの見立てでも小生、それは見た事が無いのだ。まあ、探しも詮索もしないのだし、ジャコウアゲハは普通に飛翔しているし…。それでいいのだ。
           茎を食べる            葉はこんだけ

余計なお世話をする

2015-05-24 | 感じるままの回り道
 隣り合わせのグループが棚田を起こし始めた。小生が復元した棚田であるが使用権は無い。翌日水見回りで覗いて見たら大きい1枚だけしか手入れをしておらず写真手前の中小二枚は畦の手入れもしてなかった。作付けは1枚だけなのだろうと思いつつ、今後も1枚だろうから中小の棚田は池にしてしまおうと皮算用した。とりあえずは畦廻り、堤廻り、棚田内と刈り払いをして状態を顕わにしてみた。
 池にするにしても了解を得なければ出来ないが、カサスゲの草地で荒れるに任せるよりは「良い」と思ってくれるかどうか…。水辺は小規模で水利も細々と不安定なだけに「一体」として構成したいが複数のグループにまたがっていて、そこが難しい。畦草刈りも本来は「余計なお世話だ。プンプン」となりかねない行為である。

泥も乾けば畦となる…

2015-05-23 | 水辺環境の保全
 泥水池3から4へ水を落とす傾斜水路の堤は低い。昨年の集中豪雨で越流した1ヶ所である。越流規模は少なかったからかさ上げしておかなかったけれど、ほかのかさ上げが済んだ今は最弱ヶ所に思えてかさ上げを行った。
 周囲に用土を調達する場所は無いから沈泥地を掘り下げて調達した。泥を盛ったままだと回遊幼児たちに踏み崩される事必至であるから一輪車と渡り板で通せんぼした。乾燥して上を歩けるまでには10日ほど要するだろうが、これくらいの不便は忍んでもらいたい。
        かさ上げヶ所  ➡   かさ上げ終了

オオルリ撮った

2015-05-23 | 小父のお隣さん
  上の池横でオオルリが撮れた。品質的には消去の類だけれど図鑑対照で「オオルリ」と判る一枚には違いない。たまたまデジカメを携行していたから撮れたのだがケータイではここまでは写らない。残念なことはもう一段ズームが可能だった事。ズームしていく途中で切り替わるのだがそこで最大と思ってしまった小生のミスである。オオルリ、キビタキ、ホトトギスなど数種の渡り鳥は個体数が増えたように思う。10年ほど前はさえずりなど聞けなかったので姿を見るなんて夢のまた夢だった。

巣小屋の制作 3

2015-05-22 | 今日は真面目に
 繁殖期に入ってしまったし…と大急ぎで完成させ設置した。前回は板張りまでだったが、今回はヒノキの樹皮で屋根を葺き池の中央に設置まで出来て、構想よりどれくらい経ったか…ともかくも完成、作業終了である。
 運んで設置する事は単独では出来ず会友4人の手を借りて拠点から下げた。途中、探鳥に来ていたS氏から「アヒルなら入るだろうがカルガモは入らないのでは…」と言われたものの、小生の記憶に「隅田川の巣小屋でカルガモ営巣」の記事があって、これを根拠に設置したのだけれど、動機は昨年の初産卵は堤の肩で、ほどなく四足に食害されたからだ。入ってくれなければ無駄足だが自己満足で構わない「気は心」の領域だ。
 一方、期待が高まる面もあって、例年1カップルだけの飛来が今季は2カップルになっている。水面面積も湛水量も安定させた結果と自己満足して、さらに自己満足への欲求が上がる。我欲とは限りないものである。
 ところがである今日の朝刊に市内の公園でカルガモの雛が産まれたとの記事が載った。「入らないだろう…」に「時期を逸した…」の二重苦!。我欲は苦悩と表裏一体です。

流下体を戻す

2015-05-22 | 小父のお隣さん
 焼酎の4ℓボトル2本を貰い受けて「ヌカビン」を作った。先日行ったガサガサでの捕獲は成果が薄く、驚かすより誘った方が生き物に優しく成果もあると読んだのだ。
 誘惑物質を入れ一昼夜落ち込みのプールに沈めておいたらマドジョウだけ8匹入っていた。ホトケドジョウを期待していたのだがマドジョウならカワセミの餌におしくは無い。今回の落ち込みプールを更に流下すると水が涸れる涸れ沢に入ってしまう。出水時に流下しても魚体は本流に到達することは出来ない環境なので少数でも上流部に戻したい。
 今回、マドジョウだけだったから、早春に水面面積を拡幅した集水路に放流する。拡幅作業の結果、落差10㎝程水位を上げ傾斜路で水を落とす構造で遡上できなくはないが、水涸れしない生物シェルターとしての役割を強化したので有る程度の個体数は入れておきたい。ヤゴなどは今季産卵した個体に頼る。
         自作のヌカビン      回収ドジョウ

埋木並び替え

2015-05-21 | 水辺環境の保全
 上の池からの水の出口、6号台風と翌々日の降雨で埋木が動いてしまい水力の強さを目の当たりにした。ヒノキの丸太重量は100㎏程度あるがいともたやすくばらけてしまった。上手の丸太堤より落下する高さは丸太一段分でしかないのだが落ち口は洗掘されたように丸太の集積が崩れた。同じ組み方では同じ結果を生じるだろうから90度置き方を変えてみた。
 前回は山土も投入し丸太の隙間を埋めたのだが、今回は埋め戻さず次の出水で効果を判断する。
 水流で動いた ➡  組み方を変える  変更後の出水

たまにはホームズ…

2015-05-21 | 小父のお隣さん
 エノキの枝の先端に食痕が見られるようになってから久しいのだが食べている相手を確認できていない。愛好家のS大先生によれば「ヒオドシチョウの幼虫」で既に散っているとの話なのだけれど、丹念に探しても見つけれないままだ。
 今日も食痕付近を探していたら蟻かアブラムシが群がっているような枝がある。良く見ると蟻でもアブラムシでもなくヒオドシチョウの幼虫のようだがミイラ化していて判然としない。体長は10mm未満というサイズでビッシリと枝に付着している。昨年大発生した頃、これも大発生した肉食の吸汁昆虫、名前は忘れたし図鑑から探し出せなかったけれど今年も目に付く。この虫に体液を吸われたのか伝染病かは知る由もないけれど、かの吸汁昆虫は大量に出来た蛹さえも余さず食害した大食漢だから、その線もあるか…。
 学生時代、「論理的でないね!」と言われたのがいまだにPTSDになっていて探偵業は無理である。

今日のトンボ「赤いベベ着た可愛いトンボ」

2015-05-20 | 小父のお隣さん
 上の池で赤いトンボを見る。デジカメを携行しなかったのが悔やまれた。ケータイの最大倍率では赤さが判る程度にしか判別できない。池の中に入るか脅して別の場所に止まるのを待つ手もあったけれど、それはそれ「帰りに寄れば良い」と思い作業後に立ち寄ってみたが、周辺も探したものの見つからなかった。ショウジョウトンボだったのだろうか…。

降雨の後は水路が埋まる

2015-05-20 | 小人閑居して憮然
 取水升から導水路    導水管流入部   主流を移す
 台風6号がもたらした降雨で隣沢からの送水が停止してしまった。確認に行くまでもなく出水で流された土砂により導水路が埋没したのである。
 いつも通りスコップだけで浚渫すれば良いだろうと出かけてみて大間違いだったことに気が付いた。昨年の集中豪雨で土砂崩れを起こした流土の上を仮復旧の導水路を這わせていたのだが、取水升から導水路を浚渫し上流の分水部まで行ったところ、今回の雨量で上部の導水路の河床が60㎝ほど下がっていた。これでは導水路を復旧させても水は通らない。
 下がった主流部を堰き止め、元の河床を穿って今までの導水路に水を通す事も考えたが、労力の割には次の降雨で「元の木阿弥」になる公算大である。
 幸い取水升のある河床横が今回の出水で埋まり高くなった。この結果この部分を堰き止めれば取水升へ水を送れる可能性がある。水準測定ができないから水勾配は目見当でしかないけれど、この作業がベストの選択に思える。そのため今日は主流を取水升側に流し変え多少でも土砂を溜めて堤を作る準備にした。
 設置権者や水利権者の県や部農会は全く動かないし、次の作業を思うとため息が出るが、まあ、三途の河原での「二度童」だと思うしかないだろう…。

巣小屋の制作 2

2015-05-20 | 今日は真面目に
 骨格だけで中断した巣小屋の板張りを済ませた。ヒノキの樹皮で屋根を葺こうとしたものの雨が落ちてきて作業はお終いとした。
 まあ、イメージ通りの形になってはいるけれど、池の中の土盛り部に降ろしてどうなるかは読めない事柄だ。四隅の柱が短いから杭を打ち補強しないといけないのだろう。ともかくは現場で判断する。

**残り雪

2015-05-19 | 旅行記
  残り雪コゴミやフキを萌えさせて君は消えゆく朽葉の下に

  残り雪離れる我の足元に時を見せたり冬から初夏の

  残り雪手で掘り取ればザラメ雪口も懐かしあの頃へゆく

  雪形を見上げて胸に去来するこれ待ち望み冬を越したり

  雪形の日々崩れゆく春の日々冬懐かしく笑み笑み浮かぶ

五月定例会

2015-05-19 | 月例会
2015/05/17(日)9:30~14:00
 会員 9名
 活動 ・棚田の整備(堤・水路の補修、代掻き)
     ・拠点刈り払い
     ・カルガモ巣小屋設置
 小生は半年ぶり。水系の荒廃が目立ち水見回りと手入れをしていないと「こうなるのか…」を実感。

コアジサイ咲く

2015-05-19 | 感じるままの回り道
 コアジサイが咲いた。毎年見る花ではあるけれど通り過ぎずに立ち止まってしまう。今回の樹体はコアジサイにしては大きくて花数も多かった。場所が場所だけに小生以外に見る人はいないのかもしれない。まあ、「人知れず微笑まん」の類だろう。小生、読んだ事は無いけれど題名だけは記憶にある。