トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ハグロトンボ」

2022-10-03 | 今日は真面目に
 ハグロトンボは長い間オハグロトンボと呼んでいた。ハグロトンボと言えるようになったのはフイールドで活動を始めてからである。このハグロトンボの発生期は図鑑では「9月」までとなっているが、そこは地域や環境で多少の斟酌は必要だ。
 フイールドのハグロトンボはフイールドの水域で発生している個体では無いと水質環境から判断しているけれどそれでも時折は姿を見せる。今夏、自宅の池周りに1週間ほど2頭が居ついていた事があったがカップルかどうかの判断はできず、それは別にしても来期に羽化があればラッキーである。

      

今日の素労風努「自家採種酵母の培養第二弾」

2022-10-03 | 何よりの楽しみ
 バンビーノガーデンの様子を見に行った折りに植え付けていたレモングラスの葉を数本カットして持ち帰った。その前に採取していたコバノガマズミの果実と酵母培養を試みるためだ。
 レモングラスは貯蔵瓶でコバノガマズミの果実はペットボトルで曝気発酵に挑戦したのだが結果は思わしくなく骨折り損だったのだが秋の夕刻、しばしの工夫工作で楽しめたからこれはこれで良しとする。

 二種の酵母培養はレモングラスは当初より青臭さが出て「無理かあ…」の心証はあったのだが予定期間を経過させても発酵臭より青臭い腐敗臭に感じられて廃棄する事にした。普通なら下水に流す所ではあるけれど微生物もいるだろうから庭土に混ぜておく。晩秋にレモングラスを回収した折は乾燥させて再度試みるつもり。
 コバノガマズミの発酵液は澱も少なく酵母量も当然少ないのだろうと判断はついたものの、試行品なので一応は茶漉しで果実と分離させ液体は冷蔵した。まだ第一弾のフジバカマ酵母での試作は食パンだったが少々不快臭があり冬鳥の餌にする。

 写真、左がレモングラスで濁りも何となく発酵風ではない腐敗風に見えてしまう。ガマズミの瓶の果実は全て沈んでいたのだが発酵が進むにつれ気泡を纏い上昇下降を繰り返している。まあ、澱が溜まるほどでも無いものの発酵はしているから元種を作るまでに持ち込めるか、それが問題だ!。

          

崖の下のジジ・・・開根で終わった…

2022-10-03 | 今日は真面目に
 田畑を開拓している訳でも無く単なる根株との格闘なので「開墾」ではなく「開根」でしかない。でもでも、この日片がつく心づもりだったから帰路は悔恨に満ち足りた。前から後ろからの二正面作戦・奮闘努力の甲斐もなく「グラッ」とよろめきそうになるもののよろめいてはくれなかった。タコの八ちゃんのように、太った土偶のように瘤を地下にいくつも張っていて人力では非力だった。
 チェーンソーで瘤の出っ張りを2カ所ほど切断したけれど土付きの根株では火花が散ってすぐ切れ味が落ちる。その度に研ぎなおして切断を試みたのだが、これも無力と知った。後は牽引器で移動させるしか手が無いので帰路、フイールドの道具小屋へ立ち寄り牽引器車載し翌日に備えた。

 この差し渡し3尺四方の根塊を移動させれば、その下に肝心の「排砂バルブ」が埋まっていると断定できる状況なのだが「何でここまで意地悪するの!」と愚痴の一つもこぼれるというものである。
 埋没深さも掘り出した管路の中では最深部で、その上、その上に独力では動かせない根塊が鎮座おわします。これって「マーフイの法則」そのままであった。
 その上、その上にである。排砂バルブを掘り出したところで管路に通水はしていない状況なので、未だ断水の原因が判明していない。バルブを掘り出して排砂バルブを開放してみれば水が届いているのかどうか明らかになる。届いていなければ管路上流部にトラブルがあるのだ。そうしたら振り出しである。この日もヘロヘロ、悔恨交じりで終わった・・・。

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崖の下のジジ・・・遺跡発掘じゃん!

2022-10-02 | 今日は真面目に
 定年を迎えた折り、再任用を断り「遺跡発掘作業員募集」の説明会に行った。しかし会場に入って「場違い!」と理解したのだ。というのも若者から育ち盛りの子供を抱えているであろう年代の人たちが圧倒的多数であった。希望したとしても選定される保証は無いものの競争率を下げるためにも登録は止めて帰宅した。遺跡発掘は定年後に行いたかった作業である。
 そのあとシルバー人材センターの説明会にもいったのだが河川敷や公園の刈り払い、あるいは庭木の剪定などで時間を浪費するのも馬鹿馬鹿しくて姥捨て山に本腰を入れたのだった。

 それはともかく「崖の下のジジ」になって二日目、左右に迫る崖を見ながらの作業に妄想する事があった。このまま再崩落で「ジイジは冷たい土の下に・・・」なんて思わずフォスターの歌をつぶやいてしまった。でもまあ、気を取り直して作業開始だ。
 管路を追い掘りしながら発掘を進めたのだが、前日に切株上で「への字」になっていた箇所に近づくたびに「地中でN字に曲っているのでは?」という感じが出て来た。そうなると管の補修は更に厄介になる。しかし掘り出した管が平行に並んでくるのを見て安心したのだ。「潰されたのは別系統の管で、追っている管は屈曲せず上流に延びている」確信である。



 上の写真の範囲は左岸に押し詰まった崩落土であるが、作業はこの崩落体を掘り下げ送水管を取り出したいものの地中にはフジや竹、クズの地下茎や細根が織り重なっていて一筋縄ではいかなかった。ツルハシで軽くつっつき厚鎌で地中の細根を掻き切り、鎌が無力なら剪定鋸を差し入れて切断して携帯スコップで土を排除する、繰り返しである。この時ばかりは片膝をついての作業とならざるを得ないので「これって遺跡発掘じゃん!」と昔日の夢が叶ったのであった。

 同じ場所での作業は変化に乏しく飽きが来る。そこで折りを見ながら上流部、下流部と場所を入れ替えながら飽きが来ないように努める。
 上流部で作業していた折、水位は平常に戻ってはいるものの水面から10cmほどの高さに管があり、これでは降雨出水すればまた水の抵抗を受け被害が増えるやもしれないから右岸の流木下にあった管を掘り出して流木上に設え直した。これで水面から50cmほど高くなったのでとりあえずは安心である。
 この日の作業はここまで。残りは5m程度だが被さった土の厚さは1mに達する。掘り取った土の置き場所に難儀するだろうが、この地下に排砂バルブが埋まっているだろうから掘り上げられればバルブの操作が出来る。それでここまで通水しているかいないかが判明するのだが更に1日発掘を続けなければならない。

                ➡  渡河地点の管を高くして水流を避ける

あーっ、食欲をそそる…

2022-10-01 | 感じるままの回り道
 「崖の下のお爺」を行って牽引器が必要と分かったのでフイールド道具小屋に帰路立ち寄ったついでに吐水口の水を確認に行った。崖の下での作業中、相手している送水管表面に結露が無いので水は通っていないのは承知でも「万が一」という僅かな期待をして行ったのだったが、だいたい想いなどは通じないのが人生であって通水しているはずも無いのだった。状況証拠が明確に示している。

 失意のうちに折り返し駐車場に向かう道すがら、枝落ちしてきて危険なので伐採処理したコナラの幹に新鮮なキノコがわんさかと発生しているではないか。どれも瑞々しく直射光下でも無いのだが光を通してみれば見る程、喉がなる。ツキヨタケは毒キノコと知ってはいてもツキヨタケでもなさそうで「ヒラタケ」の仲間だろうと推察しても確定できない以上、口には入れられない。だからカメラのメモリーに入れてのご帰宅となった。
 「キノコ図鑑」をパラパラとめくっては見たものの当然のごとく確定は不能。しかし「美味しそう‼」なのは不変だ。中毒したがる人の気持ちが良ーく解る。

  

研磨台の滑り止め

2022-10-01 | 何よりの楽しみ
 台風15号による沢への表層崩落で重なり合った立ち木の処理を翌朝から行うつもりでチェーンソー用具一式を車載して帰宅した。が、午後の時間が退屈なので加工せずにそのままになっていたチェーンソー研磨台に滑り止めを付ける事にしたのだ。
 当初の案は廃用になった竹切鋸の替え刃を違えて台にビス止めして完成!のつもりだったけれどスリップは防止できるが怪我の心配がある。そこで滑り止め効果は弱くなるものの安全なゴム台としたのだ。ゴムも単なる平板ではなく溝加工されている部材が手元にあったので転用する。

 まずは架台のL金具に取りつけ台となる三角柱を切らなければならない。架台の全長分1本で賄えれば良かったけれど中央にガイドバーを取り付けた部品のボルトが出ているから両端だけの設えと成った。垂木から三角柱を切り出すのに手間を喰ったけれどどうにか所定の部材を加工できゴム板を取り付けて完成した。
 車載してあるチェーンソーを縁台まで運び試しの研磨を行ってみた。ベニア板の上に置いての研磨だったのだが、ゴム板を付けた事で滑りにくくなったのは確かで、切削抵抗を加減しつつヤスリを送れば架台は動かずにいてくれた。仕上げの軽いヤスリ掛けは両腕でヤスリの移動を正確に出来るようにもなったから切れ味の不均等は緩和するだろう。ヤレヤレである。
 でも今回も不覚を取ってしまった。ゴム板の溝の方向は表裏で90度異なるのだが、荷重方向に溝を当ててしまったのである。これでは「滑ってください」とイワンの馬鹿、いいえ、言わんばかりだ。取りつけてから気がついて裏返しにして止めるだけだったからイワンの馬鹿は誰にも知られていない。あーあ、耄碌もここに極まれり・・・。

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