「最も信用できるメディア調査」が発表された。詳細は下記のとおりだが、この調査によれば、最も信頼できるメディアはNHKだとか。
だが、四年間前に放送されて視聴者による訴訟問題にまで発展した「アジアの”一等国”」問題に見るように、公正中立を装ったNHKの偏向番組は、アホバカのバラエティ番組ばかりの民放よりもかえって悪質だと言えよう。「アジアの”一等国”」が問題とされたのは、中国共産党史観で日本統治時代の台湾を描き出したからだ。NHKプロデューサー・浜崎憲一が「二十万部に及ぶ台湾総督府文書を読み込んで」制作した番組は、日本統治時代を経験した台湾の日本語世代を侮辱するものだった。台北帝大医学部出身の老台湾人医師が「あんたらは中共からカネをもらったんだろ?」と詰問する姿が印象的だった。その一年後、この老医師は他界した。
歴史の証言者である台湾の日本語世代(台湾人)が次第に少なくなっている現在、NHKがおどろおどろしくドキュメンタリー風大作を作れば、それを見た視聴者は「そうだったのか」と信用してしまう。NHKは民放より信用できるという先入観が、かえって事実を見る眼を曇らせてしまう一例だ。
もうひとつ、NHKが放送する海外ニュースで行われているも意図的な情報操作について。先日、フィリピン軍艦船が台湾漁船を銃撃し台湾人漁船員が死亡という事件があった。この事件を報道する海外ニュースを見ると、中国のニュース(CCTV 上海RTSなど)は「台湾同胞を断固支持」で盛り上げ、香港のニュースはより客観的な報道、そしてフィリピンのニュースは台湾に対して「遺憾の意を表明」という内容だった。だが、NHKは台湾のニュースを流さないので、台湾の世論を知ることはできない。中共(=中国共産党)一党独裁国家のニュースは垂れ流しにするのに、民主主義国家・台湾のニュースは決して放送することはない。
その理由をNHKは「ひとつの中国」論を持ち出して釈明するのだろうが、台湾が国家でなく「一地域」だというのなら、何故中華人民共和国の特別行政区に過ぎない香港のニュースは、毎日放送するのだろうか?要するに、NHKの報道姿勢は、真実を追求するジャーナリズム精神などでは決して無く、時の政権や中国の顔色を窺う御用機関ということだ。
高齢者になるほどNHKに対する信頼があるのは、やはり過去の”栄光”によるものか。現在のNHKをつぶさに観察すれば、①民放を真似たアホ番組のオンパレード、②ドキュメンタリーはこけおどしの眉唾、③ニュース報道は偽善そのもの。高齢者は騙せても、若者は無理でしょう。
最も信用できるメディア調査 NHK30.1%、民放6.6%、「ない」が31.9%
2013年5月17日(金)15時7分配信 瞬刊!リサーチNEWS
2013年4月、新聞通信調査会が2012年に行った「メディアに関する全国世論調査」の結果を発表し、雑誌を除くすべてのメディア(NHK、民放、新聞、ラジオ、インターネット)の信頼度が調査開始(2008年)以来最低となりました。
2011年に発生した東日本大震災時の原発報道などを巡ってマスコミの報道姿勢に疑問を感じる声が高まり、インターネットでは“マスコミ”をもじった「マスゴミ」などという表現もしばしば登場しますが、それでも国民が「一番使用できる」と感じているニュースソースは何なのでしょう? そこで、「あなたが『最も信用できる』と思うメディアはどれですか?」と質問してみたところ、以下のような結果となりました。
・NHK:30.1%
・民放のテレビ:6.6%
・新聞:18.4%
・ラジオ:2.5%
・雑誌:0.7%
・インターネットのニュースサイト:5.3%
・インターネットのクチコミ:2.8%
・2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板:1.9%
・この中にはない:31.9%
(リサーチパネル調べ、14万8107人が対象)
あらゆるメディアを押しのけて1位になったのは「この中にはない」という回答でした。メディアに携わる人間にとっては非常に厳しい結果となったわけですが、年代別に見てみると、信用できるメディアにも傾向が現れています。
全体の傾向としては、若者よりも年配者の方が、メディアに対する信用度が高くなっています。10~40代までは全て「この中にはない」がトップですが、50代以上では「NHK」がトップになり、70代では53.2%の人が「NHK」と回答。「この中にはない」と答えた人が最も多かったのは20代(37.5%)でしたが、70代以上では2割以下になっています。
一方、インターネットについては、若者のほうが「信用できる」という回答率が高く、10代では「2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板」と回答した人が5.4%いました。この選択肢を選んだ人は年齢が上がるにつれて減っていき、50代以上では1%以下に。生まれた時からネットに親しんだ10代の若者の一部にとって2ちゃんねるや匿名掲示板は「信頼に足るもの」となっているようです。
それぞれの回答に寄せられたコメントを見てみると、「信用できるメディアがある」と回答した人からは、
【NHK】
「一番冷静な報道をしていると思うので」
「いざという時はやはりコマーシャルの無い方が・・・ 民放はバックの意向があるようで」
【新聞】
「一般的にはこれじゃないかな?」
「他のメディアで聞き流し翌日新聞で確認する」
【インターネットのクチコミ】
「自分で勉強してそこからネットで拾い集めて分析するしかないね」
「一般の正直な意見として信じられるかな」
【2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板】
「公共のメディアは、隠ぺい体質で都合が悪い事は、報道しない」
「ネットの情報は吟味できれば一番信用性が高い」
といった声が上がっているのに対し、「この中にはない」と回答した人からは、
「マスコミはどれも信用ならん」
「どれも情報操作できるでしょ」
「最も信用できる事実は『メディアは信用できない』ということです」
と、辛辣な意見が多数寄せられています。「メディアは信用するモノじゃなくて参考にするモノだ」「どれも参考にするだけです」というコメントもあり、メディア多様化によって、その役割も変わりつつあるようです。
(文/瞬刊!リサーチNEWS編集部・セルジオ苺)
だが、四年間前に放送されて視聴者による訴訟問題にまで発展した「アジアの”一等国”」問題に見るように、公正中立を装ったNHKの偏向番組は、アホバカのバラエティ番組ばかりの民放よりもかえって悪質だと言えよう。「アジアの”一等国”」が問題とされたのは、中国共産党史観で日本統治時代の台湾を描き出したからだ。NHKプロデューサー・浜崎憲一が「二十万部に及ぶ台湾総督府文書を読み込んで」制作した番組は、日本統治時代を経験した台湾の日本語世代を侮辱するものだった。台北帝大医学部出身の老台湾人医師が「あんたらは中共からカネをもらったんだろ?」と詰問する姿が印象的だった。その一年後、この老医師は他界した。
歴史の証言者である台湾の日本語世代(台湾人)が次第に少なくなっている現在、NHKがおどろおどろしくドキュメンタリー風大作を作れば、それを見た視聴者は「そうだったのか」と信用してしまう。NHKは民放より信用できるという先入観が、かえって事実を見る眼を曇らせてしまう一例だ。
もうひとつ、NHKが放送する海外ニュースで行われているも意図的な情報操作について。先日、フィリピン軍艦船が台湾漁船を銃撃し台湾人漁船員が死亡という事件があった。この事件を報道する海外ニュースを見ると、中国のニュース(CCTV 上海RTSなど)は「台湾同胞を断固支持」で盛り上げ、香港のニュースはより客観的な報道、そしてフィリピンのニュースは台湾に対して「遺憾の意を表明」という内容だった。だが、NHKは台湾のニュースを流さないので、台湾の世論を知ることはできない。中共(=中国共産党)一党独裁国家のニュースは垂れ流しにするのに、民主主義国家・台湾のニュースは決して放送することはない。
その理由をNHKは「ひとつの中国」論を持ち出して釈明するのだろうが、台湾が国家でなく「一地域」だというのなら、何故中華人民共和国の特別行政区に過ぎない香港のニュースは、毎日放送するのだろうか?要するに、NHKの報道姿勢は、真実を追求するジャーナリズム精神などでは決して無く、時の政権や中国の顔色を窺う御用機関ということだ。
高齢者になるほどNHKに対する信頼があるのは、やはり過去の”栄光”によるものか。現在のNHKをつぶさに観察すれば、①民放を真似たアホ番組のオンパレード、②ドキュメンタリーはこけおどしの眉唾、③ニュース報道は偽善そのもの。高齢者は騙せても、若者は無理でしょう。
最も信用できるメディア調査 NHK30.1%、民放6.6%、「ない」が31.9%
2013年5月17日(金)15時7分配信 瞬刊!リサーチNEWS
2013年4月、新聞通信調査会が2012年に行った「メディアに関する全国世論調査」の結果を発表し、雑誌を除くすべてのメディア(NHK、民放、新聞、ラジオ、インターネット)の信頼度が調査開始(2008年)以来最低となりました。
2011年に発生した東日本大震災時の原発報道などを巡ってマスコミの報道姿勢に疑問を感じる声が高まり、インターネットでは“マスコミ”をもじった「マスゴミ」などという表現もしばしば登場しますが、それでも国民が「一番使用できる」と感じているニュースソースは何なのでしょう? そこで、「あなたが『最も信用できる』と思うメディアはどれですか?」と質問してみたところ、以下のような結果となりました。
・NHK:30.1%
・民放のテレビ:6.6%
・新聞:18.4%
・ラジオ:2.5%
・雑誌:0.7%
・インターネットのニュースサイト:5.3%
・インターネットのクチコミ:2.8%
・2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板:1.9%
・この中にはない:31.9%
(リサーチパネル調べ、14万8107人が対象)
あらゆるメディアを押しのけて1位になったのは「この中にはない」という回答でした。メディアに携わる人間にとっては非常に厳しい結果となったわけですが、年代別に見てみると、信用できるメディアにも傾向が現れています。
全体の傾向としては、若者よりも年配者の方が、メディアに対する信用度が高くなっています。10~40代までは全て「この中にはない」がトップですが、50代以上では「NHK」がトップになり、70代では53.2%の人が「NHK」と回答。「この中にはない」と答えた人が最も多かったのは20代(37.5%)でしたが、70代以上では2割以下になっています。
一方、インターネットについては、若者のほうが「信用できる」という回答率が高く、10代では「2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板」と回答した人が5.4%いました。この選択肢を選んだ人は年齢が上がるにつれて減っていき、50代以上では1%以下に。生まれた時からネットに親しんだ10代の若者の一部にとって2ちゃんねるや匿名掲示板は「信頼に足るもの」となっているようです。
それぞれの回答に寄せられたコメントを見てみると、「信用できるメディアがある」と回答した人からは、
【NHK】
「一番冷静な報道をしていると思うので」
「いざという時はやはりコマーシャルの無い方が・・・ 民放はバックの意向があるようで」
【新聞】
「一般的にはこれじゃないかな?」
「他のメディアで聞き流し翌日新聞で確認する」
【インターネットのクチコミ】
「自分で勉強してそこからネットで拾い集めて分析するしかないね」
「一般の正直な意見として信じられるかな」
【2ちゃんねるなどのインターネット匿名掲示板】
「公共のメディアは、隠ぺい体質で都合が悪い事は、報道しない」
「ネットの情報は吟味できれば一番信用性が高い」
といった声が上がっているのに対し、「この中にはない」と回答した人からは、
「マスコミはどれも信用ならん」
「どれも情報操作できるでしょ」
「最も信用できる事実は『メディアは信用できない』ということです」
と、辛辣な意見が多数寄せられています。「メディアは信用するモノじゃなくて参考にするモノだ」「どれも参考にするだけです」というコメントもあり、メディア多様化によって、その役割も変わりつつあるようです。
(文/瞬刊!リサーチNEWS編集部・セルジオ苺)