澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「従軍慰安婦」はどうなった? 禍根を残す安易な”決着”

2015年12月30日 07時45分29秒 | 政治

 年末のあわただしい時期に、突然、「慰安婦問題が歴史的決着」をしたと大騒ぎ。

 12月26日あたりを境目に、新聞、TV、ラジオは、「慰安婦問題」と表現を統一した。それ以前は、「いわゆる従軍慰安婦」「従軍慰安婦」問題と言っていたはずなのに…。
 
 「従軍慰安婦」が存在したかどうかは、日本人にとって大問題であるはずだ。ところが、マスディアは、ある日突然、この言葉を使わなくなってしまう。臭いものには蓋というわけか。

 さすが、「敗戦」を「終戦」、「連合国」を「国連」、「原発メルトダウン」を「冷温停止状態」と言い換えてしまう国だけのことはある。言葉で誤魔化し、本質から目を逸らす。それは、国民性と言ってもいいのだろうか。

 「靖国神社爆破事件」がいつの間にか「爆発音事件」にすり替えられているのに、それをなぜだ?とも言わない、狐か羊のような人々。「おもてなし」と囃し立て、「日本・日本人は素晴らしい」という自画自賛があふれるTV番組…。
 
 現実を見て見ぬふりをして、自画自賛しているうちに、本当の危機が迫りつつあるのでは…。「慰安婦問題の歴史的決着」はそう感じさせるに十分な茶番劇だった。